金華サバを大量漁獲から守れ! 宮城県釣船業協同組合が1万人超の署名を国へ提出

宮城県釣船業協同組合の 関係者35名が仙台市内でデ モ行進を行った

1万人を超える署名とともに要望書が提 出された

宮城県沿岸のサバは近年「金華サバ」としてブランド化されて以降、その市場価値が高騰。これを目的としたまき網船団により大量捕獲が繰り返され、地先資源の減少が懸念されている。
大中型まき網漁業の操業禁止ラインは昭和38年に制定されたもので、漁船の大型化や漁労機械の高性能化により操業効率が向上、これがきわめて高い漁獲圧力となっているのが現状だ。これを受け、「限られた海の資源を守り次世代へ伝えよう」と、宮城県釣船業協同組合(伊藤長栄理事長)、宮城県釣船業協同組合青年会(鈴木順雄会長)の船長ら有志が「宮城県沿岸における大中型まき網漁業の操業禁止ラインの沖出しについて」改定を求めた要望書を作成。平成22年10月20日、遊漁者や一般市民、沿岸漁業者など1万人を超える署名簿とともに要望書を県庁と農林水産大臣へ提出、仙台市内でデモ行進を行った。