東京湾奥の放流事業初めての試み!

マコガレイの稚魚1万尾を羽田沖に放流

東京湾遊漁船業共同組合(飯島正宏理事長・☎ 03・3471・7401)では、昭和63年より東京湾奥への稚魚放流事業を継続しているが、去る4月4日、初めてとなるマコガレイの稚魚1万尾の放流を羽田沖で実施した。
マコガレイは江戸前を代表する魚ながら、これまで放流を実施してきたカサゴやメバルなどに比べると、稚魚の入手が難しく、なかなか実現できなかったが、今回は栽培協会の協力を得てマコガレイの稚魚の購入が可能になり、初めての放流に至った。

稚魚は神奈川県産で、平均体長は3.5センチ。メバルやカサゴのようにタグを打つのが難しいため、タグは打たずに放流された。
この放流には、毎年2月に「江戸前釣り大会・カレイ釣り」を実施している当組合の、少しでも東京湾のマコガレイの魚影の維持に貢献したいという願いが込められている。