8/24 カラーリングアンケート募集
●協力/よくやったぞなでしこティカジャパン株式会社
つれる竿プロジェクトはプロト1号による試釣と平行して、女性釣り師によるアンケートで商品名を「MAGICAL★ONE」、ボディー(ブランクス)色をピンクとすることが決定した。
今回からカラーリングのサンプルを並べて色を決めていく。
◇
「沖藤さん、カラーのサンプルが上がってきました。どうでしょう」
台風一過の外神田。あやしげなロッド撮影(次号、青物用ロッドを特集しちゃいます)の準備が進むつり情報編集部のテーブルに、企業秘密が詰まったサンプルを広げるティカジャパンの吉田俊介さん。
パーツはブランクス、グリップ回り一式。中でもやはり重要なのはブランクスだ。
「材料であるカーボンが黒いので、打ち合わせた塗料をそのまま塗ると若干暗く仕上がってきます」
短く切ったブランクスは3色。
●濃いピンク(というより赤)、
●メタリックピンク、
●ラメ入りピンクの3つ。
その中で本命とされるのがメタリックピンク。
「ケータイの色をサンプルにしているだけに、なかなか質感が高いですよね」
これには編集部員も興味津々。しかし目線はすぐにラメ入りピ
ンクへ移る。
「うわっラメ入り、派手だなあ〜! これはないでしょ!」
「いえいえ、皆さんが勝手に決めてはいけません!」
毅然とした態度で編集部員をシャットアウトする吉田さん。
正義漢である。
「じゃあ、ブランクスの色、うちのホームページでアンケートをとりましょうか」
「またやるんですか?」
「女性に聞く、それがこの竿の開発の約束ごとですよね。なでしこジャパンも世界一なったことだし」
ここから時事ネタでしばし盛り上がる「つれる竿」プロジェクトチーム。
「で、グリップはどうしましょうか?」
「これもアンケートとりましょうよ」
「黒、青、赤の3色なんですけど……」
「あれ? 黄色とかってなかったでしたっけ?」
「いやその、在庫が少なく、改めて注文するとコストがかかってしまうことが判明して……」
「じゃあ、リールシートも黒だけなんですか?」
「これも色を着けられますよ。でも、コストがどんどん上がってしまうことが判明して……」
政治家でも電○会社でも、ペーパー棒読み記者会見が当たり前の世の中にあって、吉田さんはアドリブで汗をふきふき真剣に釈明してくれるのだった。
「100本製造するとして、1本1万円以内に収めようとすると、グリップは黒、青、赤のどれか、リールシートは黒1色。これが条件なんですね、吉田さん!」
「いやまあ……そうなんです」
「じゃあ、グリップの色を組み合わせるのは?」
「あ、それは可能です」
そこで黒と赤と青を何通りも組み合わせてみる。
「これでどうでしょう? 黒と赤のツートン」
「はあ……4通りのグリップとブランクスを並べた画像を女性に投票していただくわけですね」
「今回は色を選んでいただくので、告知&投票方法をつり情報ホームページに掲載しましょう。で、抽選で1名様に完成品をドーンとプレゼント!」
「ええ!?また完成品プレゼント出すんですか?」
メガネを直し驚く吉田さん。
「はい。アンケートを募集するたび、完成までに3本ぐらい出しましょうよ。開発コストというか、マーケティング費と思えば、どうってことありませんよね? これで2本目♪」
「ま……まあ、それも含めて、1本1万円以内に落ち着けなくちゃいけないんですよね。本当にできるのかなあ……」
★と、いうわけで、つれる竿・MAGICAL★ONEのカラーリングアンケートをつり情報ホームページで行います。(注:アンケートは終了しました)
●応募資格は女性。なりすまし厳禁!
●ホームページhttp://tj-web.jp/インターネットで「つり情報」で検索。アンケートに答えて、
必要事項に記入してください。
●応募期間は8月1日〜15日まで。決定したカラーと完成品プレゼントの当選者は9月15日号(9月1日発売号)のこの連載にて発表いたします!