19/24 試釣のはなし、秋〜冬編

●協力/新年もティカジャパン株式会社

これまで「つれる竿」MAGICAL☆ONEで試釣、連載で紹介した釣り物は次のとおり。

オモリ30号プラスイシモチ1尾が掛かったときの曲がり。元が残っています

●ライトアジ(オモリ30号)
●ライトマルイカ(同30号)
●ライトタチウオ(同30号)
●タチウオジギング(メタルジグ60〜120グラム)
●カワハギ(オモリ25号)
●カサゴ(同30号)
●シロギス(オモリ15号)
●イイダコ(オモリ6、8号)

そのすべてで初心者または女性に使ってもらい、同時に船長にも意見を聞き、問題なく釣ることができることを確認した。

イシモチには若干硬いかな?と思っていたが、問題なさそう

その後、現在までに次の5魚種を試釣。

●イシモチ(オモリ30号)
●餌木スミイカ(オモリ10号)
●湾フグ(オモリ10号)
●東京湾アイナメ(オモリ5号)

●アマダイ(オモリ60号)
今回は試釣の続報。

[イシモチ]食べたガール・笹本里絵が金沢八景の黒川丸にて料理連載の取材にて試釣。

当日は食いが渋かったそうだが、笹本は置き竿でイシモチを連発、連載担当・内山によれば、「置き竿で釣れる竿はいい竿です」と言い放ち、怪気炎をあげていたそうだ。

船長のコメントについては、「いけね、聞き忘れました」とのこと。ダメじゃん、内山。

ともあれ周りに見劣りしないペースでイシモチを釣っていたことからも問題はなさそう。穂先はAタイプ(硬め)を使用。

餌木スミイカでは竿頭になることも。浦安吉久・峯岸船長撮影

[餌木スミイカ]本誌アルバイトのTさんが、浦安の吉久にて数回にわたり繰り返しテスト。穂先は軟らかめのSタイプ。

いわゆるデッドエギングは穂先に現れる微妙な変化に即合わせで掛ける釣り。実は「つれる竿」プロジェクトにおいて、餌木スミイカをクリアできれば感度は十分と考えていた。

Tさんによれば、「アタリがハッキリ分かって、合わせも効くのよ。とにかく軽いのもいいわ。もう、この竿じゃないと釣れないから、持って帰っていい?」と大変のお気に入り。プロトは回収ですから、あげません。

[湾フグ]今年の模様を反映してアカメ主体の釣り。ツリタガール・入澤亜美、編集部加藤が試釣し、アカメを数尾釣っている。穂先は軟らかめのSタイプ。

結果は「まあまあ使える」レベルだったとのこと。

ちなみに湾フグ入門にはシロギス竿がすすめられることもある(私もそうだった)ため、無難な結果といえそうだ。

湾フグではそこそこの使用感。とりあえずトライしたい人の背中を押すことができる竿だ

[東京湾アイナメ]大ベテランの本誌APC平林潔さんと加藤記者に使っていただいた。

記者は沖釣りのベテランだが東京湾のアイナメは初めて。先入観なしに使ってみて十分に釣れて、楽しめたという。スピニングリールを装着時のバランスも違和感なく、キャストもしやすかったという。オモリ5号の軽量仕掛けをコントロールでき感度も良好。平林御大からも、「穂持ちに適度な張りがあり、穂先の感度もいい。十分に使える竿だ」とお墨付きをいただき、竿の素性のよさに自信を深めたのだった。

さて。アマダイについては、開発時に想定しているオモリ号数を超えた仕掛けでの試釣となった。その目的と経過と結果については、次号。

次号、最終サンプルVSオモリ60号+魚類!?

見事な竿さばきでアイナメを掛ける平林さん。御大が使うと高級ロッドに見えます

最終プロトはベテランにもどんどん使ってもらう予定。ブラクリのアイナメで好調だったってことは、バスフィッシングにも使えたりして