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[シロギス]
東京湾奥横浜発…小柴沖 広島屋

落ちない?シロギス 怒とうの入れ食い!!

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フィッシングライター◎山口 充
掲載号: 2009年2月15日号

潮が効くと入れ食いに

 


石井さんはダブルを交えて57尾を釣った


 しばらくすると大きいアタリが増えてきた。さらに、アタリそのものも増え、ハリ掛かりする確率も上がり、ダブルで釣れることも増えてきた。
 いよいよ潮が効き始めたか、もはや「落ちギス」の雰囲気ではない。誘い方を若干早くしテンポよく誘うと、次つぎとアタってくる。
 イメージとしては11月中旬ごろの釣りだろうか。同時に型のアベレージも上向き、石井さんにいたっては23センチほどの良型のダブルを連発している。前出の藤田さんの友人の山河さんも25センチのナイスサイズを上げる。
 まさに確率変動モードに突入といった感じだ。どんどん誘ってアタリを出し、少しだけ「冬だから」と間を入れると、アタリが出る。乗せるように合わせるとブルルッ。これはたまらない。
 ちなみに、弱い誘いではアタリも弱く出る傾向が見られたのが興味深かった。船下でもアタるが、キャストしてメリハリを付けた誘いをしてヒットさせたほうが、効率がいいように思われた。
 船上は良型の入れ食いが続く。「こりゃ凄いな〜!」とうれしい悲鳴。私は調子に乗って40尾連続ヒットを達成、左大ドモの山中さんはとっくに束超えだ。
 この時期の小柴沖ならイシモチやトラギスなども顔を出すが、この日はほとんどがシロギス。驚くべき数、驚くべき活性である。
 午後3時の沖揚がりで釣果は18〜25センチを30〜なんとトップは177尾。
 実は出船前、シロギスマニアを自認する私としては、例年の「落ち」と今年の釣りが、どう違うのか検証してみようと真剣に考えたのだが、80尾も釣れてしまうような食いのよさでは、もはやそういう次元ではなかった。
 こんな「落ちない(?)」冬があってもいいものだ。



広島屋]石井 晃船長

 

 


 

 

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