順調にアタリが続く私とは対照的に、両隣氏はそろって足踏み状態。見れば派手な仕掛けをロストしてしまい、シンプルな仕掛けにチェンジしていた。
　しかし派手な仕掛けを使い続けている石井氏は相変わらず順調。これはやっぱり仕掛けの差だろう。ほかに説明のしようもない。「仕掛けはシンプルに限る」と豪語してきた私だが、当日の状況を見る限りではアピール力の大きな仕掛けほどアタリも多いということを認めざるを得ない。
　話を実釣に戻すと、この日はカレイ以外のゲストは少なく、マダコとホウボウのみで、これから水温が上昇するとアイナメやショウサイフグも交じってくるとのこと。
　私のエサはもっぱらアオイソメだったが、ホッキガイを持参した人には型のいいイシガレイがヒット。いいなあと眺めていたら、私には干物にすると美味なムシガレイが釣れてきた。
　ここで前出の石井氏がアタリをキャッチ。竿の曲がりが尋常ではない。無事タモ取りされたカレイはなんと50センチジャストの座布団サイズ。
　こんな大型が一日に何枚かは必ず釣れ上がるというから常磐エリアのカレイは面白い。
　沖揚がりは12時。釣果は船中7〜18枚（平均11〜12枚）、サイズは25〜50センチで、うち3割以上が40センチと型のよさが目立った。
　今回は好釣果もさることながら、仕掛けによる釣果の確認ができたことが何よりの収穫。
　日立沖のカレイは例年8月中旬まで楽しめる。ナギの日を選んで釣行すれば大判がザクザクと釣れちゃいますぞ！

［大貫丸］大貫茂雄船長、若船長の翔平船長