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[マダイ]
駿河湾御前崎港出船…御前崎沖 漁栄丸

悪天候も釣果は上々!乗っ込み本番はこれからだ

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フィッシングライター◎上田 龍太郎
掲載号: 2010年4月15日号

出足好調!御前崎沖

 


当日の竿頭、常連の杉浦氏は御前崎のマダイ釣りに精通している。色いろ教えていただきました


 毎年春になると乗っ込みマダイで賑わう御前崎沖だが、今シーズンも出足好調な様子。そこで3月19日、本誌編集部の加藤記者とともに御前崎港の漁栄丸を訪れてみた。
 当日の乗船客は私たちを含めて5名ほど。加藤記者は左ミヨシ、私は左胴の間に釣り座を構え、午前6時に出船した。
 当日は西の風がやや強く吹くとの予報であったが、港を出るとすでに沖は一面白波が立っていた。経験豊富な船長のため安心して身を任せていたが、それでも結構大きな波が立っており、当初狙う予定であったカド根まで行けるのか不安になった。
 その不安は的中し、20分ほど進んだところで船長は、「この先は波が大きくて止めたほうが無難」と判断。結局、ハチハチと呼ばれる水深50メートルのポイントで竿を出すことになった。
 
 この日の投入開始時刻は午前7時。定刻までに各自準備を整え、時報とともに投入を開始した。ちなみに御前崎沖のマダイ仕掛けはオモリ100号のコマセカゴに15メートルハリスというスタイルが一般的。私自身は図のような二段テーパー式ハリスを用いた。
 ここでは30分ほど探ったがだれの竿にもアタリはなく、しかも西風がますます強まったため、陸寄りの伝吉山と呼ばれるポイントへ移動した。ここは水深65〜70メートルで、指示ダナは45メートル前後であった。船長によると、海底から5〜10メートル上に浮いてきた魚を狙うとのこと。
 午前8時に釣り始めたが、ここでもアタリはなく、皆さんの表情も曇りがち。しかし1時間ほどたつとちらほら反応が出始め、9時半過ぎに右ミヨシの方が本日初物となる1キロ級のマダイをゲット。


 

 


 

 

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