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釣り人◎高橋 しずえ
掲載号: 2010年4月15日号
勝ったのは悔しさ
ウマヅラのキモを使った鍋が大好き。でも、1尾で十分です
後日、池袋の上州屋で専用竿を購入、3月22 日に再び富士丸さんにお邪魔しちゃいました!
このほかハタやウマヅラなども顔を出し、皆さんのバケツの中はどんどんにぎやかに。
しかし……なぜか途中から私はまったく合わせが決まらず、釣れなくなってしまいました。
しかも船酔いしてしまいエサを付けるのもやっとの思いです。でも、船長や編集長を見たり話を聞いてみると、どうも素早く合わせないとハリ掛かりしないようで、私はワンテンポ遅かったようです。
船酔いで何度も心砕かれそうになりましたが、結局勝ったのは悔しさ。2袋目のエサを開けて、諦めずに続行しました。
そして、コツがつかめてきたのか、途中でバラしたりはするものの、徐々にハリ掛かりするようになってきました。
しばらく合わせとスッポ抜けを繰り返して、何十匹もエビを使い、ようやく合わせが決まりました。
この瞬間は釣れたではなくて「釣った!」感じ。上がってきたのは上アゴにしっかりハリ掛かりしたマダイ。
400グラムほどと小さかったものの、私にとっては先に釣った良型2枚よりもなんだか愛おしいマダイでした。
いつしか船酔いも忘れてアタリがあればすかさず合わせる、の繰り返し。なんだか早押しクイズみたい。
気が付けば昼過ぎ。あっと言う間に沖揚がりの時間。バラシもありましたが、5枚のマダイを釣り、その引きを存分に楽しむことができました。
もうすっかり一つテンヤのとりこです。アタリを感じたら一発で即合わせで決める!
これが私の次回の課題です。
[富士丸]坂下 隆一船長
Page1 いきなりマダイが釣れちゃいました!
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