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[キンメ]
南伊豆手石港発…新島沖 愛丸

ぽっちゃり体型に感動。極上キンメにメロメロ

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本誌APC(東京)/椎名義徳
掲載号: 2010年5月1日号

ズラズラと良型14枚!

 


一撃必殺! 足下はキンメの山。どんなもんだい!
分からなくなったら、すぐ「センチョー」と叫んでね!


 「それでは前から入れていきますよ」とミヨシの人から順番に投入の指示が出され、最後の私も20本バリ仕掛けを無事投入完了。
 「水深は270メートル。深くなっていきますから、少しずつ道糸を送りながらアタリを待ってください」
 私は着底と同時のアタリをイメージしていたが、竿先は静かなまま。
 「反応に逃げられましたよ」と船長。だが、再び反応が入ってくると睨んだのか、上げることなくそのまま流し続ける。すると、ガタガタガタと愛竿がたたかれ始めた。少しして隣の真鍋さんの竿もたたかれ始めた。
 「おっ、後ろからアタリがきましたよ!」
 まるで伝染するかのように隣へ隣へとアタリが移り、全員の竿にアタリが伝わった。
 「前の人から上げましょう」およそ30メートルの差を付けながらミヨシから順に巻き上げスイッチが入る。仕掛けが底を離れるといい感じで竿が弧を描く。
 ミヨシから仕掛けが上がり出し、朱色のキンメが次つぎと舞い上がる。貸し道具でチャレンジの真鍋さんは7枚、後藤さんも11枚掛けを披露。
 ようやく私の仕掛けも上がってきた。上バリからズラズラと掛かっており、取り込みを終えると足元には14枚のキンメ。まるでの朱色の絨毯(じゅうたん)を敷いたようだ。
 しかもサイズは1.3〜1.5キロを中心に1.8キロクラスの良型も交じっている。目の後ろ側から身が盛り上がるぽっちゃり体型は食べずとも「うまい」と判断できる。いや〜、たまりません。1投目で50リットルのクーラーは八分目まで埋まってしまった。


 

 


 

 

Page1 海 底では桜が満開
Page2ズラズラと良型14枚!
Page3 立ちはだかる〝壁〞


※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。