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本誌編集長◎沖藤武彦
掲載号: 2009年6月1日号
全員が本命を手に
私もマゴチをゲット。一見冷静に見えるが、実は心臓バクバクでした
ラストに加藤記者もマゴチを釣り上げ、この日は船中ボウズなし
浅場だけに合わせてからタモ入れまでアッと言う間。それでも合わせるまでの濃密な時間と強烈な手応えが残るから、釣った本人は興奮で息が荒くなる。
「や、やりました!」
40センチ後半のマゴチと対面して、やっと和可菜さんの口から言葉が出たのだった。
それにしても、最初のアタリは微妙だった。隣で見ていた私は全く気がつかなかった。
この後、同じ10メートル台のポイントで私が1本(ひったくっていくようなアタリでした)、10メートル以浅の浅場ではトモの斉藤さんが2本のマゴチを掛けた。
ほとんどの時間をアタリを待ちこがれて過ごすのだが、時間がたつのは早いもので気が付くと昼過ぎ。
船長も操船のかたわら竿を出し、50センチ級のマゴチを釣り上げる。続いて斉藤さんが3本目。この2人は何本でもマゴチを釣りそうだ。
色いろな要素があるのだろうが、船長はだれの竿に出るアタリでも最初に気付く。一方、斉藤さんは竿先を下げて微動だにせず、集中を切らすことなくわずかな変化をとらえている。
つい、マゴチ釣りはアタリが出てからが難しい、と考えてしまうが、実は、ビッグワンの手がかりになる微妙なきっかけ、小さなアタリを、私たちは想像以上に見逃しているのではないか。船長と斉藤さんを見ていると、そう思わずにいられない。
と言いつつ、アタリがないと竿を置いたままにしちゃうんだけどね。
私と同様につい置き竿にしちゃう加藤記者も沖揚がり1時間前にマゴチを釣り、無事に全員が本命を手にして横浜へと帰還。
この後もマゴチは60センチオーバーの大型が釣れたり、トップがツ抜けに迫るなど、型、数ともに順調に釣れている。皆さんもぜひ、エキサイトしてください!
[だてまき丸]宮地至人船長と奥様の真由美さん
Page1 初チャレ初投入でグイーン!
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