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[アナゴ]
東京湾奥千住大橋出船…長浦沖 入舟

丸まる太った良型ぞろい! 当たり年を確信する釣れっぷり

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フィッシングライター◎竹川 啓二
掲載号: 2010年7月1日号

アタリ頻発、サイズも申し分なし

 


ベテランの根岸さんはさすがの腕前で48本をゲット、お見事です


 そして辺りが暗くなり、船中アチコチでアナゴが釣れ始めたのを機にお手製の竹竿を両手に持ち私も本日の第1投。
 ほどなくして40センチ級の第1号が釣れ、続いて2本、3本と数がのびていく。しかも35〜40センチ前後とサイズも申し分なし。アタリも頻繁にあり、まさに時合到来である!
 ミヨシに陣取る左隣のベテランはさらに上をいく好調さで右に左にとヒットし、ちょっとした入れ食い状態を楽しんでいる。
 このままいったら今日は大変だなと思ったのだがそれも束の間、潮が効き始めたら今までの勢いも一緒に流れていってしまい、当然アタリも遠のいていった。その代わりに今度はトモ側が入れ掛かりに突入。
 こっちはさっきまでの好調とは裏腹に、せっせと誘えどもアナゴからの応答は限りなくゼロに近い。アンカーロープを伸ばしたり移動したりと船長は気を遣ってくれるが、バケツの中の本数は一向に増えていかないのが現実。
 8時前にはトップが30本を超える釣果を叩き出し、アナゴをさばきに入った船長の腕にも力が入る。
 ちなみにこのデビちゃん船長のアナゴさばきは実にていねいで湾内でも3本の指に入る(多分1番!)と思われるぐらいきれいだ。
 デビちゃん曰く、「せっかく釣ってくれた魚だからおいしく食べられるようにしなくちゃ申し訳ないでしょ」とのこと。同宿が人気を集める理由はこれだなと納得した次第である。
 結局最後に狙ったポイントでやや好転し数本をゲット。合計23本でなんとか格好がついたが、丸まる太った器量よしばかりだったので自分的には大満足。船内でもトップは48本で30本台が3人と評判どおりの釣れっぷりに「当たり年」を確信した一日でもあった。
 最後に「アナゴ釣りは梅雨時が本番。今以上に太って釣り味、食味とも最高潮に達するから江戸前アナゴデビューには最適ダヨ」と語るデビちゃん船長であった。



入舟]豊嶋 博実船長

 

 


 

 

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