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[イサキ]
三浦半島剣崎松輪港発…剣崎沖 成銀丸

誘って食わせる? 剣崎イサキの妙味

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フィッシングライター◎山口 充
掲載号: 2009年8月1日号

大雨だけど活性は上昇

 


食いが立てばダブル、トリプルも珍しくない    
釣り場は剣崎沖の吉野瀬


 大ドモの黒島さんに強いアタリがきた。強烈な引きをロッドワークで交わし、慎重なヤリトリで上がってきたのは30センチオーバーの良型イサキ。いつもご夫婦で釣行されているらしく、ほどなく奥様も同型のイサキをゲット。うらやましい
 このころから雨が激しくなり、思うように釣りができない。コマセが入ったオケから水があふれ出すほどで、時折キャビンに避難する人もいる。
 食いが立ってきたときだけに非常に残念。雨が弱まる気配もないので気合を入れて釣りを再開すると、アジとイサキが連続ヒット。
 エサ付けすらままならない強雨だったので、ウイリーに反応してくれたのは大助かりだった。
 再び黒島さんに大きなアタリがきて良型イサキをダブルで上げる。脂が乗っていそうな見事な魚体。
 「これが剣崎のイサキなんだよね」とうれしそう。黒島さんは過去にこの吉野瀬で50センチ近いイサキを上げたこともあるそうだ。
 イサキの活性が高いようなので、動きがいい短めのウイリー仕掛けに変更すると、アタリは増えたもののバラシも多くなった。潮の影響で刻々と状況が変化していくので、色いろ試してみるのも面白いだろう。
 後半は船中ポツポツの展開になり、雨がさらに激しくなった12時半に沖揚がり。
 あいにくのコンディションではあったが、30センチオーバーのイサキが船中で数尾上がりトップ48尾。加えてアジも大釣り、上々の釣果だろう。
 今年のイサキは良型が多いとは山田船長の談。一筋縄では釣れないイサキをあの手、この手で攻略するのが楽しいのはもちろん、食べても脂が乗って最高においしい時期。皆さんにもぜひ、剣崎沖の旬にチャレンジしていただきたい。



成銀丸]山田正美船長

 

 


 

 

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