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[マダコ]
東京湾奥羽田発…川崎〜横浜沖 かみや

夏のマダコ絶好調! ツ抜けも夢じゃない

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フィッシングライター◎竹川啓二
掲載号: 2009年9月1日号

食べて美味しい夏タコサイズ

 


夏の船上はとっても暑い。マダコもアツイ!


 15分ほど走ったところでエンジンがスローになり、
 「釣り場に到着したから準備して」とアナウンス。まもなく投入OKのクラクションがプッと鳴った。次にプッと鳴れば仕掛けを上げての合図だ、お忘れなく。
 ここで簡単に道具と仕掛けを説明してみよう。詳しくは図を参照していただきたいが、マダコ釣りは竿を使わない手釣り。渋糸と呼ばれる太い道糸の先にテンヤ(1個500円で販売、エサのカニは無料)をつなぐだけのシンプルなスタイルだ。
 このほか指を保護するゴムサックとタコが釣れたときに入れる網袋。持ち帰るクーラーを持参すれば万全だが、クーラーとテンヤ以外はすべて船宿でレンタルできる(網袋は無料でもらえる)。
 よって初心者だけでなく、ベテランもクーラー1つで気軽に釣行するのがマダコなのだ。
 船長の合図と同時に一斉にテンヤが投げ込まれた。本当なら私も投げたかったのだが、まずは撮影に専念。ほどなく1杯目が上がったが、これが1キロ前後。まさしく夏ダコともいうべき、食べておいしいサイズ。カメラを構えつつ、
 「うまいだろうなあ……」とつぶやいてしまった。
 その後は0.5〜1キロ前後がポツポツと釣れてくるのだが、これくらいの乗りでは船長も満足いかない様子。もっとバリバリと、船上が戦場のように大騒ぎになるのがお好みのようで、すぐ移動となった。
 もっとも小規模の建造物周りを狙った釣りは、釣れても釣れなくても移動を繰り返していくもの。短時間勝負が続くわけだから、釣り人側も集中していないと乗り遅れてしまうのである。


 

 


 

 

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※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。