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本誌APC(東京)/鈴木良和
掲載号: 2010年9月1日号
オモリと道糸に規定あり
夏タチシーズンはまだまだこれからです!
ハリ掛かりさせた瞬間がたまりません!
マルイカと並んでこの10年間ですっかり人気ターゲットに成長したのがタチウオ釣り。
その要因としては、夏場にライトタックルで楽しめるようになったことと、渋い時にはアタリは出るもののカワハギ並みに食い込ませることができず、ハリ掛かりさせた時の「やったぜい」的な達成感、ゲーム感覚が釣り人に受け入れられたからだろう。
またタチウオは釣り味だけではなく、あのいかつい顔からは想像できないほどうまい魚だ。
刺身に塩焼きにしゃぶしゃぶ。どれも新鮮なタチウオだからこそ味わえる料理で、これこそ釣り人ならではの特権ではないだろうか。
そのタチウオが7月に入って東京湾で釣れ始めた。いわゆる夏タチシーズンだ。そこで、7月24日に釣友の木村君と鴨居大室港の五郎丸へ出かけてきた。
前日に宿に確認を入れたところ「60号と80号のオモリも持ってきてください」とおかみさんに言われる。
てっきり浅場の30号程度の道具立てを考えていたのだが、ここ数日は深場に群れが移動してしまうこともあるとのことだった。
当日タチウオ船には私を含めて12名が乗り込んだ。
気になるオモリの重さは、道糸が4号の人は80号、3号で60号、2号で50号、1号で40号とのこと。
各自支度を済ませて7時20分に出船。
見渡すと、左のミヨシの人がルアーで残りは全員エサ釣り。
私の道具立ては電動リールに3号の道糸なので60号のオモリをセットする。
いずれにしても私にとって今シーズン初となるタチウオだけに常連さんに状況を伺うと、開幕当初は久里浜沖で安定して釣れていたのだが、潮が替わってしまったり、天候による海の変化でタチウオの群れが各地に散ってしまっているようで、うまく群れがいるポイントを探せた船が結果を出しているらしい。
確かに、開幕は釣れるのだがしばらくの間はひと段落をしてから釣れ盛り、秋に再び小休止した後に晩秋に深場で安定した釣果になるというのが最近のタチウオの傾向のように思う。
「はい。始めはここで様子を見ましょう」と福本船長が定めたポイントは観音崎沖の40メートルダチ。底から水深の半分までを探るようにアナウンスされる。
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