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[マダラ]
茨城県平潟港出船…平潟沖 第15隆栄丸

グルメな釣り人におすすめ 平潟沖のマダラ好期到来

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本誌APC◎椎名 義徳
掲載号: 2010年9月15日号

サメに負けないっ!高速巻き上げで対抗

 


フラッシャーを巻いたハリの効果は絶大だった!
まずは仕掛けを確実に投入すること!

「残り100メートル切ったら高速で巻き上げないとサメに取られちゃうよぉ!」
 そんな船長のアナウンスどおり、あちらこちらで掛かったマダラをサメに横取りされて、ハアーというため息が聞こえてきたが、私の仕掛けは無事生還。3キロ級と2キロ級をダブルでゲットした。
 次の流しもサメの襲撃を交わし、3キロ級を追釣する。
 私は運がよかったこともあるだろうが、今回はパワーがあって巻き上げの速いミヤマエAT3Sを使っていたことも幸いしたのだろう。このリールのおかげで、サメが待ち構える層をハイスピードで通過させることができたのだから。
 船はサメの襲撃から逃げるようにポイント移動したが、今度の釣り場は潮がカッ飛ぶような速さ。私は2回続けて道糸を船底の亜鉛板に引っ掛けてしまい、せっかく作ってきたフラッシャーバリ仕様の仕掛けすべてをロストしてしまった。
 仕方なくノーマルな仕掛けをセットして再トライするも、以降は海の神さまに見放されたかのように私だけアタらない。
 周囲では流すたびに良型のマダラがキャッチされているというのに……なぜ?
 そこで5本バリのうち、3本をフラッシャー付きにチェンジしてみると……ググン!
 あ〜ら、きちゃいましたよ。4〜5キロサイズのダブル。
 2本ともしっかりとフラッシャーバリを食っており、フラッシャーの効果を改めて実感する。
 すでに大型クーラーも8分目近く埋まった状態だったので、後処理のことも考え、一足早く道具を片付けた次第。
 サメの襲撃は相変わらずで、せっかく掛かったマダラも半数近くが横取りされていたが、それでも船中4〜6キロの良型が次つぎと浮上。7.5キロのグッドサイズまでも飛び出した。
 沖揚がりは13時。船中釣果は1.5〜7.5キロを2〜9本。トップは遠路はるばる静岡県から来られた伊藤さん。聞けばレンタルタックルでマダラ初挑戦だったという。また数では2本にとどまったが、三上さんは当日の大型を独占する釣果だった。
 取材翌日もサメの襲撃を受けながらも10キロ級の大型交じりでトップは17本と残暑を吹き飛ばすような好釣果。
 これから9月半ばを過ぎればサメもいなくなるので、さらに釣果はのびちゃうかも?
 くれぐれも釣り過ぎにはご注意ください!



第15隆栄丸]鈴木 和次船長

 

 


 

 

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