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[アジ]
東京湾奥東大井発…富津沖 いわた

湾奥ライトアジ盛況 まだまだ狙い目 !!

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フィッシングライター◎上田龍太郎
掲載号: 2009年11月1日号

ライトの引きを満喫

 


今年絶好調のライトアジ。東京湾一の釣れっぷりかもしれない!
釣って、取り込んで、また釣って……。ああ、帰りたく ないっ!


 ライトアジは、だれもが手軽に楽しめる東京湾の人気ターゲットの一つ。本格的なビシアジ釣りに比べて使用するオモリも軽く、水深の浅い釣り場で数釣りが楽しめるため、ビギナーや家族連れにも人気が高い。
 東大井のいわた釣船店では今年も9月初旬からライトアジ乗合を始めたところ、スタート直後から頭70〜80尾の好釣果が続いていた。そこで9月28日、同宿のライトアジ乗合に出かけてみた。
 
 午前7時に船宿に到着すると、すでに5名の釣り人が集まっていた。当日は平日ということもあり、片舷3名ずつでのんびりと釣りを楽しむことに。私は右ミヨシに釣り座を構える。
 出船前、古高亘船長に釣り場の様子などについて話をうかがうと、
 「これまでライトアジ乗合で主に狙ってきたのは中ノ瀬周辺ですが、今年は中ノ瀬の東に位置する富津沖で数釣れています。本来、富津沖や木更津沖ではサビキ釣りで狙うのが一般的ですが、今シーズンはライトタックルを用いたビシアジスタイルで好釣果が出ています」とのことであった。
 定刻の午前7時半に出船となり、船は京浜運河から羽田空港の脇を抜けて東京湾を横断し、富津沖を目指した。
 余談ながら、羽田空港の脇を通る際には同空港で一番長いC滑走路と併行に進むため、航空機の離着陸を至近距離から眺めることができる。これには航空マニアではない私も思わず見入ってしまったほどで、飛行機好きのお子さんなど連れてきたら大喜びすること間違いない。
 航程1時間ほどで富津沖のポイントに到着。ベタナギで、条件的にはかなりよさそうに思われた。
 船長は10分ほどかけて魚探の反応を探った後、場所を決めてミヨシからアンカーを投入した。
 ある程度ロープを伸ばして船の位置を固定した後、
 「それでは始めてください。水深は15メートル。タナは底から2メートル上になります」とのアナウンスが流れた。
 当日の仕掛けは図に示したような3本バリ仕掛けで、ビシは船中統一の40号を用いた。コマセはイワシのミンチで、付けエサにはアカタンとアオイソメが配布された。ちなみにアカタンは5ミリ角ほどに切ってあるため、ビギナーでもそのままハリに刺すだけでよい。
 とりあえず3本バリ仕掛けの真ん中のハリにアカタンを、一番上バリと下バリに2センチほどに切ったアオイソメを付けて投入した。
 オモリ着底後、セオリーどおり底から1メートル上でコマセを1回振り、さらに1メートル上で1回振ってからアタリを待っていると、すぐに心地よい感触が伝わってきた。
 ライトタックルならではの魚の引きを味わいながらゆっくりリールを巻き上げると、20センチ級のアジが1尾掛かっていた。
 その後2〜3尾追釣したものの、アタリが途絶えてしまったため一度アンカーを上げて少し場所移動をする。


 

 


 

 

Page1 ライトの引きを満喫
Page2 後半はイシモチ入れ食い



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。