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フィッシングライター◎山口 充
掲載号: 2009年11月1日号
狙いどおりトリプル達成
イシモチって楽しいよ~。皆さんもこの秋はチャレンジしてください
ダブルやトリプルも連発。もうたまりまへん!
この日は小潮ながら上げ潮がトロトロと流れている予定。大潮などに比べれば大きくは動かないが、順調なペースでアタリがあるということは好調なのだろう。
そして私にもゴゴッと明快なアタリ。しかしすぐには巻き上げず、次の大きな引きに変わるまで我慢。ここで動くと「ハズレ」になることが多いからだ。やがて激しく竿がたたかれるが、さらに我慢してダブルを狙う。道糸に少しテンションをかけたまま緩めたり張ったりしているうちに引きが倍増した。
ドキドキ感でいっぱいのヤリトリで上がってきたのは狙いどおりダブル。この後もダブルを連発することができた。
石井さんも順調で、
「きたっ! あれ、いたっ!」などと一人で盛り上がっている。
この日気になったのは、3本バリのうち、一番下のハリには掛かってこないこと。真ん中と一番上のハリだけということは活性が高いのか。こうなるとバラシのリスクはあるものの、3点掛けを狙ってみたくなる。
そして私に最大のチャンスが訪れた。確実に2尾掛かっているという状況で、もう1尾と慎重に竿をコントロールする。最初の2尾は比較的アタリが強く、恐らく一番上と真ん中のハリに掛かったはず。あとは竿のコントロールで一番下のハリに食わせてやればいい。そして……
よしっ!
重みと引きがさらに加わったところでていねいに巻き上げてくる。
「外れるなよ」とヒヤヒヤしながら激しい引きに耐えて巻いてくると…やった〜。狙いどおりの3点掛け。
「なかなか3つはないよね」と常連さんにも声をかけられる。
この日は午後2時過ぎに潮止まりの予定であったが、上げ止まり付近の後半戦で30センチクラスの大型ラッシュ。
最後に石井さんが34センチの本日最大を上げたところで、午後2時30分の沖揚がりとなった。
釣果は25センチ級を中心に30センチオーバーも交じり9〜45尾。心配されていた潮の影響もなく、皆さん存分にイシモチ釣りを楽しんだ様子。
ここへきて模様も安定しており、ビギナーもベテランも皆で楽しめるチャンスだ。
[つり滝]佐藤正和船長
Page1 雰囲気が実によい
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