TJ-web  
電子版
から探す
キーワード(釣り物、釣り方etc.)

 

 

 

[ヤリイカ]
三浦半島小網代港発…洲ノ崎沖 やまはち丸

ヤリイカのキーワードはサバ、スルメ、直結か?

Check

フィッシングライター◎山口 充
掲載号: 2009年12月15日号

サバ対策は万全か!

 


ホントはもっと釣りたかったけど、状況が状況だし……ま、いイカ!


 いよいよ船釣りも年末の釣り物にシフトしてきた。三浦半島のヤリイカも秋から冬の季節感たっぷりの釣り物。というわけで11月17日、三浦半島小網代のやまはち丸さんに向かう。イカさんの看板が目印の、周年イカを追っている、アットホームな雰囲気の船宿だ。
 小雨が降る不安定な天気だが、海は大丈夫そう。坂を上って待合所で受付を済ませてから船着き場へ向かう。
 船長の出口訓(さとる)さんに状況を聞くと、今は洲ノ崎沖がメインで水深は若干深め、スルメが結構交じるとのこと。昨日はヤリイカのトップは11杯、スルメは40杯を超えたとか。ただ、一緒にサバも多く入ってきたようだ、とのこと。しめしめ、スルメのキモでヤリイカの塩辛も作れるぞ。
 場所によっては電車でも間に合ってしまう午前7時50分に6名で出船。ちなみに、やまはち丸は三浦海岸駅から送迎もしてくれる。
 航程50分で洲ノ崎沖に到着。左舷トモ付近に釣り座を取った私は11センチ7本ヅノ、同行の石井さんは5本ヅノ仕掛けをセット。ほかのお客さんも7〜8本といった具合だが、ガス糸巻きのツノあり、14センチサイズありといったところ。左ミヨシの野末さんは手巻きリールに直結仕掛け。
 「水深は210メートル、180メートル付近から落とし込みでアタリに注意してくださいね」とのアナウンスで1投目。
 ところが私はいきなりトラブル。投入器から出た仕掛けが風であおられて竿に絡みついてしまった。
 そんな私を横目に石井さんは5本ヅノ仕掛けで楽らく投入、いきなりミヨシの野末さんとともに乗せた。
 焦る気持ちを抑えつつ、風向きを考慮してキーパーの位置を修正し再投入。飛距離十分「決まった……」と酔いしれる。……が、30メートルも沈まないうちにブルブル……ガクガク……と竿先にバイブレーション。
 サバラッシュ。しかもパーフェクト。


 

 


 

 

Page1 サバ対策は万全か!
Page2 こんな時にかぎって・・・・
Page3 折れた心でイカを掛ける


※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。