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[イサキ&マダイ]
外房勝浦川津港発…川津沖 鈴丸

勝浦のイサキとマダイ 半日船のハシゴで満喫

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本誌APC(神奈川)◎平林 潔
掲載号: 2010年2月15日号

周りイサキで僕はウマ !?

 


午後船のマダイ釣り。開始早々に内山記者の竿をひったくった4.15キロの大ダイ
船宿仕掛けはムツバリのカラーバリ。イカタンが支給される


 寒い冬にホットな釣り物をお一つ、いやいや二つだった。
 そう、今回は外房勝浦川津港の午前イサキと午後マダイで一日たっぷり釣りを楽しむプラン。僕は一つテンヤのマダイは初挑戦だ。
 勝浦川津港の鈴丸を訪ねたのは1月13日のこと。5時過ぎに同行の内山記者と乗船、右トモに入れていただく。
 
 僕たちを含めた6名を乗せ定刻6時に出船、30分ほど走った川津沖。どんよりとした曇り空で肌が切れるような冷たい風が吹く中、スタートの合図が出た。
 船長がアナウンスするタナは、海面から20〜32メートル程度の範囲で結構細かく変化する。水深は37メートル前後のようだ。
 仕掛けを指示ダナより5メートルほど下ろしてから、小さく竿先をシャクってコマセを振り出し、数秒待ってアタリがなければ50センチほど巻き上げ再びシャクる誘いを繰り返す。
 ミヨシ寄りではポツポツといかにもおいしそうなイサキが抜き上げられている。しかし、なぜか僕にはアタリがない。
 ククッと竿先が入ったのはスタートして30分近くたってから。「やたらと引くなあ」と思ったら、なんと塩焼きサイズのマダイ。あ〜これって午後船のマダイ釣りにとっておきたかったなあと、うれしさの中にいやな予感が……。
 その直後、25センチほどの本命をゲットしてホッ。ところがその後が続かない。
 ここで周囲を見て回ると、左舷ミヨシではまずまずのペースでイサキが釣れている。指示ダナに合わせて小刻みに竿先を振ってコマセをまく独特の釣り方で、僕は初めて見る狙い方だった。
 それにしても風が冷たい。たまらず防寒着の左右ポケットにカイロを入れ、ホルダーに竿を置くサボり釣法に逃げた。ポケットの中は暖かい。
 置き竿でポツポツとイサキが上がり、再び竿を持って誘い出すと今度はウマヅラの猛攻が始まる。ん〜誘い方が何かまずいのだろうか?
 結局11時半ごろまで粘ってトップは左舷ミヨシ氏で30尾。ツが抜けなかった僕は大差をつけられてしまった。もっとソフトに誘ったほうがよかったのかも……。


 

 


 

 

Page1 周りイサキで僕はウマ !?
Page2 いきなり大ダイ !?



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。