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[アオリイカ]
相模湾平塚港出船…茅ケ崎〜江ノ島沖 庄三郎丸

スピニングアオリ試釣記 乗合船で手軽に楽しめる

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フリーライター◎谷 剛
掲載号: 2010年11月15日号

船長のラブコールに応える!

 


真鶴での試釣にも駆けつけてくれた 渡辺さん。平塚では釣り場の広さにも期待していました
常連の古川さんは初挑戦。シロギス竿、バスロッドなどで試しては乗合を想定して船長と話をしていました


 本誌でも今春から紹介している、スピニングタックルを使った船からのエギングゲーム。詳しくは32.34ページのとおりだが、すでに今春の取材では関東の海でも驚くべき釣果をたたき出していた。
 何より、アオリイカが餌木を抱いた瞬間、穂先や手元に「フッ」と伝わるアタリを積極的に掛けていくスタイルは、実に攻撃的で面白い!
 関東でも秋のアオリイカシーズンが開幕し、本誌編集長を隊長とした「スピニング.アオリ調査隊」が再始動した!!
 今回の舞台は湘南の釣り物全般に精通する人気船宿.平塚港の庄三郎丸。今春の本誌記事をキッカケに後藤久船長から編集部へラブコールをいただき、秋の開幕を待って、満を持してお邪魔させていただいた。
 当日は我われ調査隊と、この釣りに精通する釣り人合わせて11名での試釣。自身も大のアオリファンで餌木マニア(久船長.談)という新盛厚船長の操船で、船は相模川河口を越えた先、水深20メートルほどの平根と思われるポイントへ。
 まずは釣り手9人が左舷に並び、風向きを見て船を停め、ゆっくりと流され始めたところで開始の合図。
 すると1分もたたないうちに胴の間でヒット!
 そのすぐお隣でもヒットと、なんと1投目からダブルヒット!!
 編集長が慌しく写真撮影をしている間に、続く2流し目も2名がほぼ同時にヒット。この間、わずか5分足らず!
 今シーズンはアオリイカの湧きが良好との評判どおり好反応に沸く船上。
 垂直に沈む重たい餌木で底ダチを取り、船を横流しにすることで下を向きたがる重い餌木を引っ張って水平に近づけるからアオリがよく乗る。横流しで広範囲を効率よく、面で探ることができるのがメリット。
 このことを船長はいち早く理解したようで、茅ケ崎沖から江ノ島方面の有望と思われるポイント、それも横流しに向きそうな、広範囲を流せる場所を探っていく。
 この後もポイントに差しかかると2~3人が同時にヒットするという状態が連発。スタートから3時間ほどたったころにはすでに船中30杯に届こうかという勢いで釣れ続いた!


 

 


 

 

Page1 船長のラブコールに応える!
Page2 乗合船がスタート!



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。