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本誌編集部◎加藤 智晴
掲載号: 2010年11月15日号
3時間で船中0尾とはこれいかに !?
ショウサイフグの穴場的ポイントが大洗。こんな良型も珍しくありません
釣れたのは実質3時間ほどだったが、 それでもトップは32 尾
毎年12月が近づくと、恋しくなってくるのがショウサイフグ。幸い今期はどのエリアでも調子がいいというので、少々早めながらも鍋ネタのストックを大量確保しておきたいところ。そう思っていたところへ、「釣れてます、絶好調です」と村上記者。これ幸いと10月19日に大洗港の昭栄丸を訪れることにした。
午前5時、片舷3名ずつの計6名で出船、まずは航程20分ほどの大竹沖へ向かう。
やがて水深25~30メートルのポイントで投入合図。まずは型を見ようと仕掛けを入れる。が、反応はなし。15分ほど流して潮回りとなったが、この間エサをかじられた形跡もない。周囲の人も同様のようだ。
こんな状態が3流しほど続いてから船はさらに南下、別のポイントへ。しかし、ここでも全く生体反応が感じられない。移動中、同船者の方と「一体どうなっちゃってるんですかねえ?」と顔を見合わせる。
いや、ホントにおかしい。だって、開始から3時間たっても船中1尾のフグも取り込まれていないんだから。なあ、これがホントに絶好調なの、村上君?「釣れてます、いや、釣れてました。一昨日までは……」と村上記者の言動もトーンダウン。
これでは別の場所での再取材も考えなければならないかと腹をくくったが、再び北上した大洗沖近くのポイントで事態は好転した。水深は同じく25~30メートルほどだが、仕掛けが着底してアタリを待っているとモヤモヤとした感触。エイッと合わせるとハリ掛かりした手応え。20センチに満たない小型ではあったが、ようやく初物を手にしてホッとする。
Page1 3時間で船中0尾とはこれいかに !?
Page2 シャクリ幅に気を配りながら釣る
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