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[マゴチ]
東京湾奥横浜新子安出船…富津沖 だてまき丸

何回やってもワクワクドキドキ 初マゴチはバラす? ジンクス

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本誌APC(神奈川)◉平林 潔
掲載号: 2011年5月15日号

イカ? いいえ、マゴチです。

 


首都高横羽線・守屋出口からすぐ、恵比須橋のたもとから出船


 その後はアタリが続かないので、船長は9時過ぎから15分ほど走って、富津沖の水深7メートルに移動した。
 これが大正解で、流し始めてすぐにバタバタッと4本が取り込まれた。僕の周囲でバタバタッだから、気持ちは暗ーくなる。
 「なんで僕には……」
 9時40分ごろに右舷ミヨシで本命が顔を出したとき、ほぼ同時に僕にもアタリ。
 ただ、変なんだよね。クーッという引きはイカみたい。それもあってギューンと竿が曲がっても合わせずに、ゆっくりとリールを巻いた。でも、魚みたいな感触も?
 と思ったら、海面に姿を見せたのはマゴチ!
 船長がタモを入れようとしたら、ハリが抜けてしまってパア。合わせてなかったからなあ……。
 「シーズン最初のマゴチはバラす」という、ここ何年かのジンクスどおりになったから、この後は例年どおりに確実にゲットできるはず。
 が、その後もなぜか僕だけはイカに悩まされ続け、船長に、
 「ホームページにイカオヤジって載せちゃうよ」と言われる始末だ。
 でも11時半にはグーッ、グーッと伝わってくる本命のアタリをキャッチ。竿先が強く入ったところで合わせて、やや小ぶりながらもしっかりとマゴチをゲット。へへへ、やったね!
 その後、何度か流しを変えたが風はどんどん強くなってウネリも出始めた。辛い状況だ。
 それでも12時過ぎには右舷胴の間とミヨシで2本同時に取り込まれた。
 そして12時45分に再び僕の竿にアタリ。クーッ、クーッ、ククーッ! ときてギューン!
 と竿が絞り込まれる理想的な食い込みでまずまずの型のマゴチをゲット。結局、1時半に早揚がりとなったので、それがラストマゴチになった。
 船中オデコが3名出たが、2本ゲットが僕を含めて5名、1本が1名。荒れた海での厳しい釣りとしては上出来だ。
 どんどん上向いていくシーズンだから、これからもうんと楽しめること間違いなしだ。



だてまき丸]宮地 至人船長

 

 


 

 

Page1 ん?アタリが変!
Page2イカ? いいえ、マゴチです。



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