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本誌編集部/時田眞吉
掲載号: 2011年7月1日号
カラス貝で 50 センチ級
ヒゲにハリ先を絡めて装餌する
「それじゃ、少し走ります。横須賀沖を試してみましょう」と信吾船長。
20 分ほどで猿島周りに到着、周辺に浮いているブイや標識の下に着いているクロダイを狙う。
「昨年、ここは不調だったけど、今年はどうか……カラス貝での試し釣りに付き合ってください!」と信吾船長。
さっそく、カラス貝をハリ付けしてブイの際へと落とし込む。
すると、船長のヘチ竿がギュンと絞り込まれた。落ちていく途中のカラス貝をクロダイが引ったくっていったのだ。そのまま竿を立ててヤリトリ開始。1対1のタイコリールでの攻防が3分ほど続き、50センチを超える大型クロダイが玉網に収まった。
私にも待望の初ヒット。道糸がスルスルと沈み込む途中で、竿先がギュンと入った。軟らかな一つテンヤ竿だから、そのまま魚が違和感なくエサを食い込んだ様子。追い合わせを入れなくても、ガッチリとハリ掛かりしてくれた。これも50センチオーバーの良型。
2〜3枚釣果が出たところでポイントを移動して点在するブイをローテーションしながら攻める。こうすることで、ポイントを休めて魚をスレさせないようにする。
結局、横須賀沖では50センチオーバーのクロダイが6枚ほど仕留められ、試し釣りは大成功。帰港後に計ったところ、私の釣り上げた53センチが最大であった。
横須賀沖のブイ周りは暑くなるこれからがベストシーズン。過去60センチ級も上がっているので、今シーズンもカラス貝の落とし込みで釣果が期待できそうだ。
[シーウルフ]内田信吾船長
Page1 カニが潰されて……
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