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[イサキ]
南伊豆下田須崎港出船…神子元島周り 光明丸

タナさえ合えば必ず釣れる! 南伊豆は満足度 120 パーセント

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本誌編集部◉尾川 泰将
掲載号: 2011年7月1日号

投入毎にアタリ到来

 


初めて当地を訪れた深見さんも、70尾を手にした
おいしい白子は、これから7月にかけて最も大きくなる


 61〜80尾。6月1日の取材日の結果である。型も27〜30センチ主体と申し分なかった。
 釣り慣れた方はお分かりだろうが、注目すべきはトップじゃなくて下の数。南伊豆のイサキは、とにかく魚影が濃いのだ。
 「ね。タナさえきちんと合わせれば、細かいテクニックなんて必要なし。よく分かったでしょ」
 お世話になった光明丸の土屋臣嘉(たかひろ)船長が笑う。
 イサキ釣り場の水深はおおむね30〜60メートルの間。当日流した神子元島周りのほか、須崎沖、弓ケ浜沖、爪木崎〜白浜沖などなど、好ポイントは広範囲にわたる。イサキにとってよほど居心地がいい海なのだろう。
 この日は船宿へ5時に集合し、5時30分に出船。伊東市在住でトップを獲得した山田さんのほか、南伊豆のイサキ釣りに初めて来られたという河野さんと深見さんが乗船。ご両人とも埼玉在住で、いつもは房総方面へ出かけているとのこと。
 「ハリス3号かぁ。こんな太くて長い仕掛けで、イサキがバリバリ釣れるものかねぇ?」
 ハリス1.5〜1.75号に慣れた釣り人なら、無理もないコメントだろう。
 しかし開始早々、その疑問は吹き飛んでしまう。
 「どうぞ、35メートル!」
 水深50メートルほどの場所で、タナは海面から35メートルの指示。解説に記したとおり、オキアミをコマセカゴに軽く詰め、3本バリにオキアミを付けた仕掛けを投入する。
 道糸のマーキングを見ながらいったん40メートルまで沈め、2メートル毎にコマセを2回振り出して指示ダナへ。そのまま10 秒も待つと、もうアタリが到来した。
 「リールを1〜2回転巻いては、ちょっとアタリを待つ。5メートルくらい上まで繰り返していくと追い食いしますよ」
 船長のアドバイスどおりに追い食いを狙ってみると、数回目の流しでトリプル達成。


 

 


 

 

Page1 投入毎にアタリ到来
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