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本誌編集部◉尾川 泰将
掲載号: 2011年8月1日号
本日はピンク系
ピンク優勢とはいえ、ケイムラ系も必ず交ぜておこう
沖揚がり後は軽食サービス!
ここから船内を回って、マルイカが乗ってくるスッテの傾向を調査してみた。下地がケイムラのブルー系(チビエビ5、MDスッテのハダカなど)にも乗ってはいるが、釣果の6〜7割は下地がピンクのスッテ(前記のFNブル、チビイカ5のレインボーや茶トラ、MDスッテのハダカなど)に占められている。
猛暑の晴天。潮色は澄みすぎず濁りすぎずでまぁ普通。こういう日は下地がピンク系がいいのか?
断言はできないが、傾向と対策くらいにはなる。
さらに同じピンク系でも、日によっては当たりスッテが絞り込まれてくるという摩訶不思議な現象。これぞマルイカ釣りの悩ましくも楽しいところか……。
12時30分に納竿となり、結果は4〜15杯。今ひとつの乗りだったが、ただ一人ブランコ仕掛けを操っていた右舷ミヨシの渋谷さんの奮闘ぶりに目を丸くした。14杯を釣り上げて、船中2番手につけたのだ。
トップは直結仕掛けで15杯を取った金子さんだったが、その差は1杯。当たりヅノを手にした佐伯さんと渡辺さんはともに11杯で3番手にとどまった。
テクニカル系のイメージが強まっているマルイカだが、のんびり釣っても手堅い釣果が望めるブランコ仕掛けの底力は侮れない。
ちなみにスッテはおっぱいスッテの7センチで、上からグリーン、茶トラ、ピンク、紫、赤白。比較的よく乗ったのは下側の2〜3本とのことだ。
「直ブラや直結の釣り方はビギナーには難しくて、コツがつかめないままオデコになる人もいます。最初は釣り方が簡単でバラシも少ないブランコから始めて、浅場で釣れるマルイカの楽しさを感じてほしい。今日みたいにトップと肩を並べるケースもあるんですから」
船長のこのコメントに、もう一度ブランコ仕掛けを見直してみたくなった。
[喜平治丸]鈴木武之船長(右)と船長修行中の輝さん
Page1 今日はアタリが取りづらい
Page2本日はピンク系
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