それでも10時過ぎからポツポツと上がり始め、鈴木さんもワインドで本命をキャッチ。この日のハイライトはお昼を過ぎたころで、ジギングで立て続けに指7本と指6本級がキャッチされた。その引きはまさに強烈で、見ているこっちがドキドキするほど。
　ファインダーを通して見てもまさにドラゴンといった風格で、うらやましいかぎり。後に続けとばかりにオイラもロッドを握ったが、小さなアタリがあっただけに終わった。
　沈滞ムードのまま終盤を迎え、帰りがけに大貫沖を狙ってみたが不発。結局この日の釣果は0〜5本で、ワインドもジギングもエサ釣りも大苦戦。まるでオイラが前連載でやっていた「Ｂグル隊」っぽい展開のまま終わってしまった。
　佐久間船長によれば今後は金谷沖のほか、大貫沖や観音崎沖とポイントが拡大。魚は間違いなくいるので、台風がきて海がリセットされれば、また食い出すでしょうとのこと。
　この原稿を書いている7月20日現在は、もろに台風6号が東海〜関東付近を通過中。本誌が発売されるころには海もリセットされて、きっとタチウオのバリ食いが楽しめるハズ。今回紹介しているワインドやジギングでぜひドラゴン級を狙ってみてはいかがだろう。指7本の迫力はスゴイッスよ。

［吉野屋］佐久間 誠船長