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[カツオ]
駿河湾沼津古宇港出船…田子島沖 吉田丸

大ガツオとキメジが乱舞、 手にしたいなら今すぐ急行!

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本誌編集部◉尾川 泰将
掲載号: 2011年9月15日号

この時期、カツオを釣らなきゃ気がすまない

 


朝イチ上がった3キロ級を皮切りに、ヒートアップ!
強烈な引きに頭の中は真っ白。ひたすら巻くのみだ


 「まずは石花海の北海域へ向かい、波勝崎沖のマリンロボ、松崎方面と回る予定です」
 8月14日、吉田澄夫船長のアナウンスを聞きながら、船はゆっくり南下していく。4時半に古宇港を離れた吉田丸はもちろんのこと、同じくカツオの群れを探して航行する他船も釣り人で満員御礼だ。
 相模湾にカツオが姿を見せないせいもあり、半数は東京.神奈川方面のお客さん。そのほとんどは、
 「とにかくこの時期、カツオを釣らなきゃ気がすまない」と口にする方ばかりだった。おまけに、最近回っているカツオの群れの中には5〜6キロというジャンボサイズも交じっているというから燃えて当然だ。
 ただ、昨日釣れたからといって今日も好調とは限らないし、群れが入れ替わって小型ばかりの日もあるのがカツオ釣り。
 インターネットで最新釣果がすぐに入手できる時代だが、情報に振り回されると痛い目に遭う。当たるも外れるも、結局はその日の魚次第。季節の釣り物を一日楽しもうという心持ちで出かけたほうが、精神的にもいいだろう。
 ガツガツすれば群れは去り、我欲を捨てれば魚は現れる。心の中で座禅を組みつつ、クルージングは3時間を経過。
 ここで当たった。西伊豆田子島沖の2マイルほど沖合でハネを発見、いつの間にやら各港から30隻近くが集結してカツオバトルが始まる。
 船長はソナーをにらみカツオの進行方向を読んで、その前へとスーッと静かに回り込む。


 

 


 

 

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