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[アマダイ]
相模湾腰越港出船…江ノ島沖 孝太郎丸

アマダイ上手のベテランは スローに誘いビシッと合わす

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本誌編集長◎沖藤 武彦
掲載号: 2010年12月1日号

アマダイの姿にほれぼれ

 


アマダイ初挑戦で無事本命、それも良型を釣り上げて一安心
なかなか食わないねえ、と言った直後の1尾でした

「目標は控え目に3尾です」
 アマダイ初挑戦の友人.笹本里絵さんは屈託なく言う。台風の直後だし、初めてなんだから1尾にしておきなよ、と言いたいところだが、釣果を見ていればトップ5尾前後は釣れているのだから仕方ない。「台風の影響は大丈夫ですよ、行ってみましょう」
 金子勝彦郎船長が背中を後押ししてくれる。
 7時に出船して沖に向かうと少々ウネリはあるものの風は弱く空も快晴で気持ちがいい。70メートルダチで投入し、江ノ島を北に眺めながらゆったりと船が流れていく。
 この日は右舷にお客さん2人、左舷に笹本さんと私の4人が乗船。空いていたので私はオモリ40号のライト仕様を試す(孝太郎丸ではオモリ50または60号が標準)。
 右ミヨシの一柳さんがアカボラ(ヒメコダイ)を上げ、笹本さんがガンゾウ(タマガンゾウビラメ)を上げる。脇役が顔をそろえたら次はアマダイ、さあ、おれのところにこい。
 背後で船長が操舵室から出てタモを持つ気配。振り返ると一柳さんの竿が時折ガタガタッ、ガタガタッと引き込まれている。
 おいしい魚とか、食材としての評価など先入観を抜きにしても、海面下に現れるアマダイの姿にはいつ見てもほれぼれする。


 

 


 

 

Page1 アマダイの姿にほれぼれ
Page2 ゆっくり誘うのがこの日の正解?



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。