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[イサキ]
外房勝浦川津港発…勝浦沖 不動丸

途切れぬアタリに無我夢中 !! 外房の寒イサキ今期も絶好調

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本誌APC(東京)/鈴木良和
掲載号: 2012年1月1日号

なんとマダイが連発

 


同行の石井さんも好調ぶりに大満足でした


 この冬も私の大好きなイサキが勝浦沖で釣れまくっている。ほとんどの方が連日規定数の50尾を達成。よほど条件が悪くない限りあぶれることはないだろう。
 そこで11月27日に釣友の山崎さん、女性アングラーの石井さんと外房勝浦川津港の不動丸に出かけてきた。
 もちろんクーラー一杯の釣果を見越してあちらこちらにお裾分けの約束もしてある。
 確認のため前日、船長に電話を入れたところ、
 「タイを狙うのならオキアミを持参してください」とのことだった。
 不動丸ではコマセにサンマミンチを使用しているのでタイの寄りがいいらしく、
 「イサキのお土産を確保したら、後はタイ狙い」といった常連さんも多いらしい。
 
 当日は定刻の6時に出船。11名を乗せた不動丸は今日のポイントである川津沖へと向かう。
 「今日は潮が澄んでいるのでタイは難しいかな」と船長は言っていたが、潮もかなり速いらしく、おまけに水温も20度を超えているとのこと。
 やがて、
 「ポイントに到着しましたが6時30分が開始時間ですので準備をして待っていてください」とアナウンス。魚探を見ると、通常なら根の上の片側に出る反応が、まるで根を覆うように真っ赤に出ているではないか! これはすごい。
 「山崎さん。すごい反応だよ」と仲間に知らせたところで、
 「始めてください。タナは35メートル」と吉清晃朗船長が開始を告げる。
 すると開始早々、船内各所で竿が曲がる。一荷、トリプルも連発と滑り出しは好調だ。ただ潮が速いためにひと流しでの投入は1回か、できても2回程度。こうなれば手返し勝負である。
 「鈴木さん。お連れの女性もダブルですよ」と船長がマイクで知らせてくれたので、カメラを手に行ってみると石井さんが「やりました」と笑顔で待っていてくれた。
 釣り開始から1時間。各自10尾以上のイサキをタルに泳がせたところで私も参戦。朝のゴールデンタイムも終わり、私の右ミヨシ席は潮先に当たるのでコマセ係となってしまう公算が高いのだが、そんなことはお構いなしでイサキは食ってきた。
 1投目は一荷。2投目はトリプルと絶好調。22〜25センチと中型ではあるものの心地よい引きが楽しい。
 イサキの好食いを堪能しているとトモ側がやけに騒がしくなる。駆けつけると右舷大ドモの山口さんが1.2キロのマダイを釣り上げていた。
 それを写真に収めていたら船長がタモを持って走り込んできた。なんと隣の正門さんにもマダイがヒットしたのだ。こちらは800グラムと小ぶりではあったがうらやましい限りである。


 

 


 

 

Page1 なんとマダイが連発
Page2 ヒラマサが食った !?



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