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フィッシングライター/山口 充
掲載号: 2012年3月1日号
色いろ試してみたが…
今シーズン釣れたシロアマダイです。いいなあ~ 私も釣りたかった
釣りまくる石井さんの隣で一人アタリから遠ざかっているのが私。時どきアタリが訪れるが、なぜかカナガシラ。
うーん、どうしたことだろう。釣れない理由を考え、悩んでいるうちにスランプに陥るのが最近のパターン。
ようやく大きな手応えが訪れて、慎重にファイトするも痛恨のハリス切れ。
「大きいアマダイだと、ハリスが切れることもよくあるんですよね」と船長。
この後、アジとホウボウを追加してから後半のマダイ狙いとなり、鎌倉沖の60メートルダチへ向かったが、開始直後から風が強まり、海況は悪くなる一方。
結局マダイ狙いは不可能という船長の判断で、再度アマダイを狙うことになった。釣り場は江ノ島沖の60メートルダチ。しばらくアタリがない状態が続いたあと、ホウボウが顔を出した。
「いやあ、今日はホウボウが多いね。普段はこんなに釣れないんだけどなあ!」と船長も苦笑いしていた。
沖揚がりまで残り1時間ほど。ここまでアマダイのヒットがない私は焦りも出てくる。誘いの幅を変えてみたり、オモリを底に着けっぱなしにして食いをうながしたりと色いろ試してみたが、やっぱりアタリはこない。
50メートルダチ前後に移動するとオキメバル、イサキ、カナガシラ、アジなどゲストが活発に食い始め、クーラーの中も急ににぎやかになってきたが、やっぱりアマダイとシロアマダイは姿を現さなかった。
沖揚がりは14時。アマダイは石井さんが釣った1尾のみで、ほかホウボウ、アジ、カナガシラなどが多数。下船後、船長に展望を尋ねると、
「今日はダメでしたが、シロアマダイのチャンスはまだまだあるはずです。それに海が悪くて思うように狙えなかったマダイも、これからが本番ですから」とのこと。そんな言葉に、リベンジしたいと強く思う私であった。
[孝太郎丸]金子勝彦船長
Page1 石井さんだけが釣れる?
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