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[ムギイカ]
相模湾小田原早川港発…小田原沖 坂口丸

相模湾のムギイカ開幕! マルイカ交じりで模様上昇

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本誌APC(東京)/鈴木良和
掲載号: 2012年6月1日号

灘寄りで活発に乗り出した

 


素早い投入は好釣果を上げるための第一歩


 船長は仕方なく灘寄りの40〜50メートルダチへ移動すると、すぐに乗りは訪れた。
 軽くタタキを入れたあとで止めるとクッと穂先に変化が出た。それを見逃さずに合わせを入れるとしっかりとした手応えが伝わってきた。
 「よしっ、狙いどおりに掛けたゾ!」と満足感に浸る。
 ここでも反応は底付近に出ていたが、マルイカに交じって本命のムギイカがようやく姿を現し始めた。
 いつもならマルイカの反応が底のほうにあり、ムギイカの反応は宙層に出るはずだが、今日は底付近の同じ反応の中にマル、ムギ両種が交じっているように思えた。
 船中あちこちでイカが釣れ上がる中、1人釣れない状態が続いていたのが塙くん。
 「ツノに付いてくるのはスミとゲソばっかりだよ」と嘆いていたのだが、私が直ブラ仕掛けで釣り続けるのを見て、ブランコから直ブラ仕掛けにチェンジ。すると調子をつかんだようで、ポツリポツリとイカを乗せ始めた。
 その後は乗り渋る時間帯もあったものの、トップの大塚くんで22杯。ほとんどがマルイカでムギイカは4杯だった。対照的なのが私の釣果でムギイカ7杯、マルイカ12杯とムギの比率が高かった。
 このようにムギ.マル交じりの乗りが楽しめた取材日だったが、久保田船長によると本誌が発売されるころはムギイカの新しい群れも回遊し、トップシーズンに入っているはずとのこと。
 皆さんもムギイカをガンガン乗せて釣趣を楽しみ、軟らかいムギイカの食味で舌鼓を打ってください。



坂口丸]久保田幸司船長

 

 


 

 

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Page2灘寄りで活発に乗り出した



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。