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本誌編集部◉村上 敬洋
掲載号: 2012年8月1日号
「どピンク」 が効く!
サバのほかイナダも交じる
ヒットルアーはもちろんメタルジグ。カラーはいわゆる「どピンク」で、ホログラムなどが一切入っていないピンク色。船長によると、夏の濁り潮時の定番色で、最近一番当たっているカラーでもあるらしい。
この1本が出たあとはしばらくアタリが遠のいてしまったが、雨が上がった10時半に15メートルダチ付近でいい反応が出て、再びタチウオがバタバタと上がり始めた。
型は60〜80センチが大半だったが、今シーズン初めて手にしたであろうタチウオに船中全員が顔をほころばせていた。
群れは少しずつ浅場へ移動しているようで、やがて大貫沖の10メートルダチへ差しかかった。
ここまで浅くなると、船下にメタルジグを落として巻き上げるバーチカルジギングで狙うのは困難。底まで沈めたジグをシャクり上げても、いい動きになってきたところで海面に飛び出してしまう。これではタチウオが食う間がない。
そんな状況で有効だったのが横方向の釣り。とくに右ミヨシ氏が使っていたスピンテイルジグは、スピニングタックルで前方へ投げ、数秒沈めてからゆっくり巻いてくるだけでタチウオがヒットする。おまけに釣れるサイズもいいようで、当日最大の105センチを釣り上げていた。なおスピンテイルジグのカラーについても前出の「どピンク」が有効だったようだ。
その後、大貫沖の10〜17メートルを行ったり来たりしながらタチウオの数をのばしていき、15時の沖揚がりを迎えた。
船中釣果は60〜105センチのタチウオをトップ16本、二番手が15本。前々日の27日に比べて釣果は若干落ちてしまったようだが、金谷方面へと釣り場を移した7月からはトップ50本前後と好調が続いているから、今後も期待大だ。
[渡辺釣船店]田中 茂生船長
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