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[ハゼ]
東京湾奥鶴見出船 新明丸

飴色の宝石に出会う 江戸前冬の風物詩

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本誌APC◎平林 潔
掲載号: 2010年12月15日号

ユラユラのんびりがヒットパターン

 


当日は京浜運河。12月は徐々に足をのばすようになる


 ハゼ釣りというと都内の船宿というイメージが強いが、横浜鶴見の新明丸は親方がハゼ乗合を出し始めてもう30年あまりにもなる老舗。横浜近辺の釣り人はもとより、都内のハゼマニアも通い詰める船宿だ。
 11月13日は僕を含めて10名が午前ハゼ乗合に乗り込んだ。
 和竿、カーボンロッドの中通し竿を用意してきている人が多い。ちなみに船宿でも中通しカーボンロッドを販売しているから、関心がある読者は問い合わせてみるといい。
 
 定刻の7時45分に船着き場を離れた船は、鶴見川を下って京浜運河に向かった。鶴見川も京浜運河も、一昔前とは随分と違って水質が格段によくなった。大川(隅田川)や江戸川と変わらない感じだ。
 船長は京浜運河の水路に入ってから、8時過ぎに開始を告げた。水深は3〜4メートル程度。外は風でザワザワしていたが、水路の中は風もなくてポカポカしている。
 しばらくは竿を手にせず、画撮りをしながら様子を見ることにした。
 すぐにポツポツながら竿が曲がり始めたが、10〜15センチの中型が多い。まだまだ大型というには早いようだ。
 数をのばしているのは、やはり中通しの長竿2本の人たちだ。
 穂先の軟らかい短竿で結構なペースで釣っているリール竿の人もいた。
 あまりせっかちに小づくのはよくないようで、ユラユラのんびりペースがヒットパターン。
 少しアタリが遠くなると船長は船を動かして、水路の中を転々と探る。
 ポイントによっては20センチ近い良型も交じる。ホント、うまそう!


 

 


 

 

Page1 ユラユラのんびりがヒットパターン
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※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。