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[ライトアジ]
東京湾奥横浜発…本牧沖 広島屋

手軽な釣り場で良型連発 スリル満点のライトアジ

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フィッシングライター/ 山口 充
掲載号: 2011年1月1日号

釣り場は至近の本牧沖

 


こんな立派なアジが次つぎに釣れるのです!
今ならだれでも好釣果が狙えます!


 気がつけば師走も半ば。毎年この時期の関心事といえば、釣り納めのターゲットの選定だと思う。
 もし1年の締めくくりとして、仲間やファミリーとのんびり楽しみたいのなら、東京湾のライトアジが私のイチオシだ。
 それにしても今年、東京湾のアジは本当によく釣れた。夏の盛りから寒さが本格化した今まで、ずっと釣れっぱなしなのである。
 
 12月1日に訪れたのは東京湾奥横浜の広島屋。出船1時間前の7時に宿に着くと、「おはようございます」と大船長と大おかみが出迎えてくれ、温かいお茶まで出してくれた。こんな心配りがとても心地よい。
 さっそくライトアジ船の舵を握る石井晃船長に近況をうかがうと、「今年のアジは本当に調子がいいんですよ。以前は中ノ瀬とか木更津沖がメインでしたが、最近は本牧沖でバリバリ釣れちゃうので、びっくりしていますヨ」とのこと。
 まもなく常連とおぼしきお客さんが1人、また1人と来店。いつしか14人の釣り人が集まった。
 今回は私と石井さんのほか、本誌にもたびたび登場してくれる馬場雅樹さんと海好(みずき)くん親子も乗船。4人並んで右舷に釣り座を構えた。
 聞けば今日は海好くんが通う小学校の開校記念日で、親子そろって釣行することがかなったという。
 出船は8時。間もなく本牧沖に到着したが、あまりの近さに拍子抜けしてしまうほど。
 石井船長がアンカーを下ろしたあと、投入の合図が出された。水深は20メートル。「付けエサはアカタンでもアオイソメでもいいですが、最近はイソメのほうが分がいいみたいですよ」と船長のアナウンス。
 それを受けて馬場さん親子はイソメをチョイス。一方、石井さんはアカタンでもアオイソメでもなく、カラー変更が用意なエサ玉を選んだ。さらに私は付けエサなしで、赤いウイリーが巻かれた仕掛けでスタートした。
 反応は海底から1.5〜2メートルの間に出ているらしい。そこでビシが底に着いたあと、1メートル巻き上げてバッとコマセを振る。さらに50センチ巻いて再度コマセを振ってアタリを待つ。これでアタリがなければ巻き上げてコマセを詰め替え、同じ動作を繰り返すのみだ。
 しばらくコマセを振っているうちに船下にアジの群れが集まってきたようだ。「きたんじゃな〜い!」
 そんな声を上げてヒットさせたのは海好くん。上がってきたのは25センチ級のアジ。
 海好くんばかりか、左舷のトモ付近でも順調にアジが釣れ上がっていた。
 ここで取り残されてしまった感があるのが私と石井さん。きっとアオイソメを付けていないのが原因だろうと、イソメを装着すると、あっさりヒットにありつき、このあと数尾を連続キャッチする。
 釣れるアジはどれも25センチ前後。いずれもうっすらと金色味を帯びていた。
 アジのほかにはマサバやゴマサバが掛かることもあり、思いがけずビッグファイトを楽しむこともできた。


 

 


 

 

Page1 釣り場は至近の本牧沖
Page2 40センチ級の連発に感動!



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。