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[カワハギ]
内房勝山港出船 萬栄丸

世界を代表するライダーが地元の海で沖釣り初体験!カワハギ釣りを楽しむ

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フリーライター◎谷 剛
掲載号: 2010年10月1日号

カワハギは船釣りの魅力が詰まっている

 


ボクだっていつも悩んでます。 でもそれが楽しくて(by 谷)


 さて、今回お邪魔したのは、内房勝山港の萬栄丸。アットホームな雰囲気で多くの常連客を抱え、カワハギ釣りでも人気の宿。釣り場は港前からほとんどが至近のため、朝5時出船の午前便と13時出船の午後便も出している。
 舵を握る岩崎直一船長は、春から夏までのマルイカ船、そして今回のカワハギ船をまかされている敏腕船長として知られる。
 本格的な夏を迎えても好調が続いた今期のマルイカ釣りから、萬栄丸では8月2日よりカワハギ釣りにスイッチ。開幕からトップで20枚超を連日たたき出し、今期も好調な滑り出し。
 船は定刻5時に岸払いし、取材班を含めて合計10名を乗せ最初のポイントである浮島の南側へ。エサ付けする間もないほど港の目の前だ。船長のアナウンスによる水深は26メートルと、この季節としてはやや深場から狙っていく。
 編集長に促されて中野さんもアサリのエサ付けやハリのセット方法を教わりつつ第1投。主にバス釣りを楽しんできた経験から、竿さばきやエサ付けなどは慣れた手付きでこなしている。「せっかくですから、最初は自分なりにやってみましょう!」と、テクニカルなカワハギ釣りの魅力を知ってもらおうと編集長。底ダチの取り方なども違和感なくできてしまう中野さん、さすが手先はとても器用です。しかし、まだ夜明け直後のため活性が低いのか、最初のポイントは不発。
 続いて浮島の西側水深20メートルへ。このころから船中でポツポツと反応はあるものの、釣れてくるのはカワハギ釣りではおなじみのゲスト、トラギスやオハグロベラなど。この後も浮島周辺で何度も潮回りをしてカワハギの反応を探っていく。
 ここで中野さんの手元にも反応が。しかし、最初に釣れてきたのはキュウセン。さらにオハグロベラのダブルやトラギスなど、なかなか本命のカワハギに巡り会えない。
 同船のお客さんも同様で、時折エサが取られるものの、どうやらこれはワッペンサイズの様子。中野さんも、「ネットでカワハギ釣りを調べてきたんですけど、ホントに気付かないうちにエサが取られるんですね!
 でも、カワハギ以外の魚からも反応が多くて面白い。これはハマりますよ!」と、難攻不落のカワハギ釣りの楽しさを垣間見てくれている様子。そして何度も何度もポイントへ入り直す船長にも驚いている。「釣り船ってこんなにポイント移動してくれるんですね。なるほど、船長とのチームプレーですよ。レースの世界と全く同じです(笑)」と、初めての沖釣りらしい感動の連続。そう、沖釣りは船長と釣り人とが協力し合ってこそ、より高い釣果を得られるのです。


 

 


 

 

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