Check
フリーライター◎谷 剛
掲載号: 2010年10月1日号
カワハギは散り気味 それでもトップは 22 枚
父子でカワハギ。午前、午後便なので子供連れにもおすすめ
この日は浮島周りが中心
9月上旬でさえも厳しい残暑が続く今年は、取材当日もまさに真夏のような陽気。カワハギはまだ1カ所に群れているわけではなく反応は散発的。いわゆる拾い釣りといった様相だ。
船中で最初にカワハギが上がったのは8時30分ごろ。右舷ミヨシで釣っていた同船者が良型を釣り上げた。時間とともにエサを取られるペースが増えてきて、中野さんもゲストを交えながらエサを丸裸にされる状態。そして、それを心底悔しがる。「全っ然気付かないうちに取られてる!
めちゃくちゃ悔しいです。どうしたら釣れるんですか!?」と、さすが勝負師らしい反応。いえいえ、中野さん、カワハギ釣りでは老若男女問わず、この悔しさから地獄へとハマっていくのです。
ここで編集長のアドバイスで中オモリを装着したりハリのタイプを変更したり。その様子を、「まるでレースでタイヤを換えるみたい。レース好きがハマる要素がタップリあるじゃないですか(笑)」と、この釣りの面白さを感じ取っていく。
岩崎船長は浮島周辺に見切りを付けて富浦沖へと移動。水深は同様に25メートル前後を探っていく。そして中野さんに待望のカワハギがヒット!「いやぁ、やっと釣れた! カンカンって引く感覚、分かりましたよ!!」となんともうれしそう。その後、再び浮島周りへ戻って水深35メートル前後を探ると、船中でポツポツとカワハギが上がり始める。
最終的に竿頭は千葉市の伊能さんが22枚という結果。中野さんはなんとか家族分のおかずになるという3枚のカワハギを釣り上げた。「船から初めて見る千葉の景色に感動しました。この世界を知らないのはもったいない! 次は何釣りですか?」と初めての沖釣りに大興奮で終了となった。
[萬栄丸]岩崎 直一船長
Page1 ライダーにも人気スポット房総半島
Page2 カワハギは船釣りの魅力が詰まっている
Page3カワハギは散り気味 それでもトップは 22 枚
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。