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[タチウオ]
東京湾奥川崎出船〜観音崎沖 つり幸

明けまして食いました 東京湾のタチウオ。まだ好期は続くはず!

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本誌編集部◉村上 敬洋
掲載号: 2011年2月1日号

タチウオは東京湾で指折りの人気ターゲット

 


船中合計はなんと335本。この日乗船した人全員が福男(女?)かもしれません
釣り場はご存じ観音崎沖。各船ともに満員でした


 タチウオは東京湾で指折りの人気ターゲット。浅場を狙う夏と並び、深場を狙う冬もトップシーズンだ。
 ところが今期は晩秋のスタートから釣果がのび悩む日が多く、一時は船中で型が出るかどうかの状態まで落ち込んでいたと聞く。
 そんなタチウオの食いが、ググッと上向いてきたのは昨年末。体長1メートル、指5本幅の大型含みで頭が20本に届く日も増えてきたという。
 
 これほどの釣れっぷりを見過ごすことはできぬと、1月2日に向かったのは東京湾奥川崎のつり幸。タチウオだけでなくマダイ、カワハギ、ライトアジ、シーバスなど様ざまな乗合船を出す人気船宿だけあり、私が到着した4時過ぎには大勢の釣り人で乗船場付近はゴッタ返していた。
 定刻の6時50分。エサ釣り13名、ジギング6名の合計19名を乗せて新海雅也船長の舵取りで出船となる。
 およそ50分のクルージングでやってきたのは観音崎沖。キャビンから外に出ると、すでに各港からのタチウオ船が集結しており、盛んに潮回りと投入を繰り返していた。
 他船を見ていると銀色のタチウオが朝日を照り返して輝きながら取り込まれるている。今日も好釣が期待できそうだ。
 船長が投入の合図を出したのは85メートルダチ。底から13メートル上までを探るようにと指示が出された。
 タチウオの釣り方は魚の食いに応じてゆっくり誘うこともあれば、積極的に誘うこともありと様ざまだが、仲乗りさんによればここ最近のタチウオは活性が高めで、すんなりエサを食い込んでくれることが多いという。よって竿先を海面に下げて軽く3回揺すったあと、スーッと聞き上げて、アタリがなければリールのハンドルを巻きながら再び竿先を海面に下げて再び軽く3回揺する……といった積極的な誘いが功を奏しているらしい。


 

 


 

 

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