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本誌編集部◉村上 敬洋
掲載号: 2011年2月1日号
昼前から急展開!ものすごい釣れっぷりに
ちなみに当日35本を釣った嘉手苅さんはハリス切れ4回のバラシ6回だったそうです
状況が大きく変化したのは昼前。止まっていた潮が動き出したせいか、再び80〜85 メートルダチに釣り場を移した直後から朝を上回るペースでタチウオが上がり始めたのである。
投入の合図が出た直後から入れ食いに近い状態となり、船中はあっと言う間にダブルヒットやトリプルヒットのオンパレード。もちろん型はほとんどがメーター前後。「こっちでいいのが上がったよ〜!」と呼ばれて行けばぶっとい指5本幅サイズ。「こっちにも来て〜!」の声で駆け寄ればニッコリ笑顔で一荷釣りだ。
とくにすごい勢いでタチウオを追加していたのが左ミヨシの嘉手苅(かてかる)氏と右ミヨシの竹内氏。2人はつり幸の常連にして釣り仲間。この時期はタチウオ攻略に情熱を注いでいるという。
嘉手苅さんの釣り方は1メートル巻き上げるごとに3〜4秒待ち、そこでアタリが出たら10秒くらい待ってからスーッと竿を上げていく。竿を上げていくときにタチウオに引かれる感触や重みが伝わったら竿をあおって合わせるという。
一方、竹内さんは私が午前中に仲乗りさんに習った釣り方と全く同じ。竿先を海面に下げて軽く3回揺すったあと、スーッと聞き上げ、アタリがなければリールのハンドルを巻きながら再び竿先を海面に下げて軽く3回揺する……という繰り返し。
釣り方は若干異なるものの、3時の沖揚がり前に2人仲よく30本超え。
最終的には嘉手苅さんが35本で竿頭。2番手が左胴の間氏で34本。そして竹内さんが33本で3番手という結果。このほか20本を超えた人も多数で、船中平均は15本前後という前評判以上の釣れっぷりだった。
取材日以降は若干食いも落ち着いたようだが、観音崎沖はまだまだ好釣の気配十分。今回13本という不本意な結果で終わった私も、チャンスがあればリベンジを果たしたい。
あ、たまにはエサ釣りじゃなくてジギングで狙ってみたいな。
[つり幸]皆さんのお越しをお待ちしております!
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