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[マダイ]
新潟県上越市直江津港発…直江津沖 えびす屋釣具店 謙信丸

新潟のマダイは冬も元気 寒さも吹き飛ぶ好釣果!

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本誌APC(長野)/ 高田 光
掲載号: 2011年2月1日号

天気晴朗、食いもよし

 


寒さに負けず、元気に釣れてます!


 新潟県上越地方は今やマダイ釣りのメッカと化し、遠来のマダイマニアで大いに賑わっている。2010年は私も当地で20回ほどマダイ釣行を果たしたが、型見ずに甘んじた日は1度もなく、コンスタントに4〜5枚以上の釣果を得ている。
 型については私の今期最大は6キロ級であったが、7月に同行した釣友は私の隣で見事に10.2キロを釣り上げた。ちなみに私も10キロオーバーとおぼしき魚信に恵まれたものの、ハリス5号をブチ切られて辛酸をなめている。
 
 そこで2010年の総決算とばかりに12月19日に新潟県上越市直江津港の謙信丸へ、冬のマダイを釣らんと繰り出した。
 港に5時半に集合してみれば、寒の盛りの中、熱心なマダイ釣りファンの車で岸壁は埋め尽くされていた。しかもナンバープレートを見れば遠来の県外車が圧倒的に多い。
 6時に出船となるが、昨日までの大シケの影響でかなりのウネリが残っている。そこでまずは直江津沖にて運試しとなったが、果たして私の竿先は仕掛け投入後わずか10秒で見事マダイの魚信をとらえることに成功。ドラグを作動させるほどの手応えではなかったため、一気に巻き上げを開始したが、なかなかの好ファイトを見せて1.6キロのマダイが釣れ上がった。
 マダイ釣りは初顔を拝むまでが1つのヤマ場だが、今日は初投から魚信に恵まれた。なんと縁起のいい出だしだろうか。
 しかし同行の釣友は新調したリールに不慣れのため、いまだ投入には至らず。焦燥感は頂点に達した模様だ。今はまさに朝マヅメのハイライトタイムゆえ、ここでまごまごしていては数はのびない。
 私はこれ見よがしに大急ぎで再投入したが、間髪を入れず2枚目の魚信に恵まれた。
 これも良型には遠く及ばず1.2キロほどであったが、朝日にまぶしく光輝く美麗なマダイを前に、文句の出ようはずもない。
 時合は今ぞとばかりに気合を込めて即再投入。するとすぐに1.1キロ級が食い付いて3連チャンを達成した。
 しかし小型ほど無遠慮に付けエサを飲み込むもので、このタイはハリが口中深く刺さっていた。
 致し方なくハリスを切って結び直す。空を仰げば雲一つなく、天気晴朗で気分も爽快。
 このころになるとウネリも消え去り、海はベタナギの様相を呈し始めた。すると謙信丸は本命ポイントたる柿崎沖へいざ繰り出そうとフルスロットルで走り出した。


 

 


 

 

Page1 天気晴朗、食いもよし
Page2 年明け以降も好調間違いない



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