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[スルメイカ]
駿河湾用宗港出船…御前崎沖 興英丸

入れ乗り&多点掛けは当たり前 ケタ違いの釣れっぷりに大興奮

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フィッシングライター◎葛島一美
掲載号: 2009年8月1日号

久びさに味わうズシッの手応え!

 


船上干しの多点掛け! (ウソつけ! by内山)
落とせば乗るの好模様にご満悦の葛島翁


 「次回のまんぷく堂はスルメイカでお願いします。食材確保でしたら僕がおともしますよ」と内山記者の誘い。
 釣行先は駿河湾。聞けば連日トップ100杯突破という爆釣続きだそうで、久しぶりに船上でしか作れないスルメ料理に挑戦するのもいいだろう。
 船上干しに使うキッチンバサミと竹串。そして前日に仕込んだ沖漬けだれをペットボトルに詰め替え、大型の密封容器とともに抱きかかえて6月25日、用宗港の興栄丸に乗り込んだ。
 
 スルメイカ釣りはひと昔前、相模湾や東京湾湾口で随分と鍛えたつもりだが、駿河湾釣行は初体験。当日は午前3時の集合時間に9名が集まり、準備をすませてキャビンに潜り込む。釣り場まで約2時間の仮眠タイム。
 「さぁ起きて、支度してよ」との興津勝義船長の声で、寝ぼけまなこの釣り人が船上に飛び出す。
 船長に釣り場を聞くと、
 「御前崎沖ってところかな。でも、金洲まで航程15分の御前崎沖……」と、限りなく金洲に近いスルメイカ漁場であることが判明した。
 5本ヅノのブランコ仕掛けをセットして準備万端。まんぷく堂の料理に使う20杯が本日の目標だ。
 協定時間の6時を迎え、投入の合図が出る。水深200メートル前後で、タナは170〜180メートルとのアナウンス。
 160メートル付近でフッと道糸の出が止まる、落とし込みで乗ったようだ。急いでクラッチを入れると同時に大きくシャクリ上げると、ズッシリとした手応え。さらにグイグイと派手なシャクリを加えながら追い乗りを誘って巻き上げると、ズドン、ズドンと重さが増す。
 頃合をみて電動巻き上げのスイッチを入れ、取り込んでみれば5本ヅノに4杯という多点掛けのスタートダッシュ。


 

 


 

 

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