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本誌編集部◉加藤 智晴
掲載号: 2011年8月15日号
大船団が集合も 食いはポツポツ
ポイントに密集する船団風景が8月になっても 変わらないことに期待したい
7月上旬、今年も東京湾の夏タチウオが釣れ始まった。今回取材でお邪魔した川崎丸でも7月10日にトップ35本、11日が22本、12日が32本と連日好釣果が上がっていた。ところが翌13日はトップ10本と急降下。どうやらそれまで濁っていた潮が澄んできたためらしい。
まあムラのある展開はタチウオならなかば当然ともいえるので、それほど心配することはないだろうと7月17日に内房富津港を訪れた。
この日は日曜日ということもあってか、川崎丸のタチウオ乗合は24名の満員御礼。午前5時半過ぎに出船すると、まずは大貫沖から様子を見る。しかし芳しい反応はないようで、飯塚和信船長は金谷沖へ向かうことをアナウンスする。に開始のアナウンスが出たのは30メートルより上の反応だった。しかしアタリはなく潮回りを繰り返す。
80センチ級の船中第1号が左舷ミヨシ3番の方に上がったのは7時半ごろ。このとき左舷ミヨシで竿を出す三石忍にもアタリはあったのだが、ハリ掛かりには至らず。ここ数日の状況を引きずっているのか、かなり手強そうな印象。
8時近くになると各港のタチウオ船が到着、ポイントには一大船団が形成される。しかもどの船もほぼ満員状態。果たして皆さん食いが下降気味なのを承知で釣行しているのか。だとすれば、タチウオ人気恐るべしである。
大船団の密集は9時ごろまで続き、船内ポツポツながらタチウオが取り込まれていく。80センチ前後が多いようだが、中にはメータークラスも交じっていた。
Page1 大船団が集合も 食いはポツポツ
Page2 メーターオーバーの良型が連発
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