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[マダイ]
九十九里飯岡港出船…飯岡沖 優光丸

バースデー釣行でメデ鯛! 飯岡の一つテンヤを満喫

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ツリタガール◉服部 あつえ
掲載号: 2012年11月15日号

逃がした魚は大きい !?

 


飯岡の一つテンヤ、楽しいですよ~、皆さんもぜひ!
数はもちろん、今後は型も期待で きます
ドスン! と強烈な アタリだったのに・・・
揚が ってきたのはアジでした


 すっかり秋の気配が深まってきた10月12日、九十九里飯岡港の優光丸さんを訪れました。
 近年まれに見るほどヒラメが好調とのことで港は大にぎわい。そんな中、私が狙うのは一つテンヤのマダイ。
 
 実はこの日は私の誕生日。バースデー釣行でしかも鯛。まさにメデタイ!
 と期待に胸を大いに膨らませて午前5時、5名のお客さんとともに、いざ出陣。
 30分ほど走ってポイントに着くと、パラシュートアンカーが下ろされ水深24メートルから開始。一つテンヤはちょうど1年前にここ飯岡で初挑戦して13枚ゲット、しかも内2枚が3キロオーバーというとてつもなくうれしい釣果だっただけにとても好印象を抱いてます。
 一年前の記憶を頼りに始めてみると、6号のテンヤだと底ダチの感触が分かりづらい。
 船内ではさっそく左舷トモの方に本命がヒット。続いて1キロサイズを連釣します。
 ここで私はテンヤを8号に替えて確実に底を取ることにしました。するとすぐにアタリがあり、1.2キロほどの良型が顔を出してくれて一安心。
 「ハリもしっかり上アゴに掛かってるから合わせも大丈夫、言うことないね」と船長にお墨付きをいただきました。
 それからは落とせばほぼ必ずアタリがあるといった感じで本命を連発。上がってくるのはかわいらしいサイズが多いものの、時どき1キロ前後が交じってくる状況。そこでサイズアップを狙って2〜3メートル底を切ってみたりもしましたが、うまくはいきません。
 改めて底をしっかりと攻めてゆくとゴツン!
 といいアタリ。ワクワクしながら上げてくると良型のホウボウでした。
 8時過ぎにポイントを移動すると、朝ほどの活性はなくなります。それでもポツポツとあるアタリをなかなかの確率でハリ掛かりさせることに成功。2メートルほど底を切った位置で誘い上げてからフリーフォールさせるパターンで食わせるなど、周りの方が釣れていない状況で1人連続ヒットさせる場面も。
 「一つテンヤ、相性がいいんじゃないの〜?」と少々調子に乗りながら楽しくやっていると、いきなりドスン!
 とものすごく強烈なアタリ。合わせてもドラグが滑って竿先が持ち上がりません。
 一瞬根掛かったかと思うほどの重みがあってからギュンギュンと引き込まれます。去年の3キロオーバーを思い出させる引きに思わず息を飲み、ドキドキしながら巻き上げていると、途中でフッと抜けてしまい……バレタ〜!
 と嘆いているとまた突然重みが加わる。
 え?
 食い上げてたの?
 と思いながら上げてくると、顔を出したのは大型のアジ……なんとマダイをバラした後にアジが掛かってきた様子。
 ここ最近、逃がした魚は大きかった、を何度経験していることか。ものすごく悔しい1尾となりました。
 その後またポイント移動するも10時を過ぎるとアタリも止まってしまい、11時30分に納竿となりました。
 私の釣果は14 枚。サイズは1キロ前後が最大と大型こそ出ませんでしたが、一つテンヤのマダイ釣りを十分楽しめました。
 船長によると、水温が20度を切るくらいになると型がよくなってくるとのこと。ちょうど本誌発売のころがそのタイミングになりそうなので、大型マダイと出会いに、ぜひ皆さんも釣行されてください。



優光丸]伊藤高弥船長

 

 


 

 

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