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[オニカサゴ]
東伊豆伊東港出船…川奈沖 加納丸

努力の誘いは報われる !? 東伊豆のオニ退治は大成功

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ツリタガール/服部あつえ
掲載号: 2013年3月15日号

ようやく歓喜の瞬間が!

 


東伊豆のオニカサゴもまだまだチャンスありますよ~
オニカサゴの引き、病みつきになりそうです!
小型でしたが、松本さんとダブルでゲットです


 2月15日、以前ツリタガールの取材でお世話になったことのある東伊豆伊東の加納丸さんへオニ退治に出かけました。
 当日はシマノインストラクターの松本圭一さん、編集部加藤さんほか4名のお客様とともに6時に港を出発、ゆっくり走ること20分ほどでポイントの川奈沖に到着しました。
 
 「基本はオモリを底から50センチ切った状態で、船の揺れで底をトントンするくらいです。根がある所は仕掛け分くらい底を切ってください。誘いも入れてください。起伏も激しいので、タナ取りも小まめに!」と船長からアナウンス。
 しっかり頭にインプットして、いざ開始。水深は65メートルとオニカサゴとしてはとても浅い場所です。
 私は上バリに船で用意してあるカツオのハラモ、下バリに持参のサバの切り身を付け、どちらにも蛍光黄色に赤のラインの入ったタコベイトを3分の2に切ったものを付けてみました。
 ほどなくして右舷ミヨシの方に何やらヒット、上がってきたのはなんと大きなウツボです。
 松本さんやほかのお客様もアヤメカサゴやウッカリカサゴを釣られる中、私は1人よく分からず状態。船長にアタリは分かりやすいですか〜?
 などと聞きながら、ゆっくり竿を上げて、止めて、またゆっくり下ろして、と緩い誘いを繰り返します。
 そんな中、撮影から戻ってきた加藤さんが仕掛けを止めず誘い続けたほうがよさそうとアドバイスしてくれました。そこでフワフワッとハリスが漂うイメージで細かな誘いを3度ほど入れて、少し止めたらまた誘い、そして時どき大きめに聞き上げる、という感じで誘い続けます。
 すると、フワフワッと誘っている合間にゴゴン! とアタリ。やった〜! 元気に合わせを入れてワクワク上げてくると可愛らしいアヤメちゃん。とりあえずお魚の顔が見られてホッと一安心です。
 しかし、なかなか本命には巡り会えません。潮も流れが緩いようで根の荒いポイントを攻めるしかない様子。ちょこちょこ根掛かりもします。
 やがて水深80メートル前後へ移動。ここで私は一つのタコベイトを蛍光オレンジへと変更。エサもハラモのほうが反応よさそうな気がしたので、2本ともハラモへと変更します。
 ほどなくして松本さんに待望のオニカサゴ!
 しかし私にはアタリすらなく、120号のオモリで誘い続けるのが辛い。でもそこは負けられない!
 釣りたい一心で休まず誘い続けます。
 そんな私にやっと歓喜の瞬間が。カケ上がりのポイントで誘いとタナ取りを繰り返していると、久しぶりのアタリ!
 渾身の合わせを入れて巻き上げてくると、途中ではたくような引き。いよいよ本命かしら?
 と思っていると……やった〜! ついに顔を見せてくれました!
 念願のオニさん、しかも1キロ前後とまずまずのサイズです。
 残り1時間半ほどになったころには雨が降り出します。冬の雨はまたこたえます……。
 手がかじかんで感触もなくなって、だんだんと気持ちも負けそうになってきたころ。カケ上がりの根をかわしながら誘いとタナ取りを繰り返していると、なんか様子がおかしい。一度大きく竿を上げて仕切り直してから誘いを入れてみると、モタついた感じ。
 思い切って合わせを入れるとググンと乗っているではないですか〜! 先ほどより一回り小さいですけど、私には十分サイズのオニさんを手にできました! 頑張ってるといいことありますね♬
 11時半に沖揚がり。結果は0.3〜1キロを1人1〜3尾、船中11尾でしたが、少し前には良型ばかりをトップで7尾なんて好調な日もあったようです。
 加納丸さんでは3月一杯は乗合船を出すそうなので、またオニ退治に行こうかしら!?



加納丸]加納 隆船長

 

 


 

 

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