アジ狙いは通常80号オモリだが、事前に船長に確認しておけばオモリ40号のライトタックルでも可能。何より日本海の良型アジを楽しむならライトがおすすめだ。
　「タナは20メートルです」というアナウンスでスタート。水深は35メートルほど。
　
　同行の石井さん、馬場さんはライトタックルで釣り始め、ほどなく良型アジを釣り始める。
　左舷で釣る岸上さん夫妻も楽しそう。奥様は50センチ近い特大のマアジを上げてニコニコだ。
　そして、最後の流しで石井さんに大物がヒット。慎重にヤリトリをし、上がったのはなんとマダイ！
　
　かたわらにいながら、私はあまりの楽しさにタモの準備を忘れていた。慌ててタモを用意したが間に合わずプツン……。アジ狙いとはいえ魚影の濃い当地、何が釣れるか分からないので、皆さんご注意を。
　こうして盛り上がりを見せた後半戦のアジ釣りを終え、午後2時30分に沖揚がりとなった。
　大型アジは船中62尾を超える盛況ぶりだったが、それでも普段より少ないとのこと。
　手堅いうえに何が交じるか分からないドキドキ感も味わえるのだから、アジ五目専門で出船しても十分面白そうだ。
　今回は異例の状況で、マダイこそ残念な結果に終わったが、普段の海に戻れば大ダイも十分期待できる。とくに今期はレコードクラスが釣れており、大進丸でも10キロの大型が登場している。
　ちなみに大進丸では、日によっては「シェフの気まぐれ」ならぬ「船長のおまかせ」という釣り物もある。もちろん釣り物の相談にものってくれるので、夏休みの予定に、ぜひ新潟釣行を組み込んでみてほしい。

［大進丸］中村英二船長