TJ-web  
電子版
から探す
キーワード(釣り物、釣り方etc.)

 

 

 

[ワラサ]
南伊豆須崎港出船…須崎沖 光明丸

今期の南伊豆は抜群の魚影 思う存分ワラサを楽しもう !!

Check

本誌編集部◎加藤智晴
掲載号: 2009年11月1日号

海中は魚と仕掛けで大混雑

 


ワラサで活気づく南伊豆、ぜひ釣行を!


 そしてやがては入れ食いの様相に。オマツリも多発してバラシもあるため今ひとつ数はのびていないが、1時間もしないうちに船中全員が型を見られたし、すでに2本、3本と釣っている人もいる。
 ここで再び魚探をのぞくと、朝はきれいに魚の反応だけが映し出されていたのに、今ではコマセと仕掛け、魚の反応でゴチャゴチャ、画面一杯が赤と黄色で埋め尽くされている。
 8時を回って撮影も一段落すると、自分でも竿を出してみる。
 ちなみに光明丸では解説のページでも記したように、誘って釣る方法を船長は推奨しており、出船前に乗船者全員にていねいに説明していた。そんなわけだから船長は「コマセを振って」とは言わず、常に「大きく誘って」とアナウンスする。
 普段のワラサ釣りならタナ取り後、竿をキーパーへ置きたくなってしまうのだが、この日は誘いの効果を試してみようと手に持って釣り続ける。そして誘い下げた竿先が海面へ没するところであっけなくアタリが出て3キロ級を取り込む。続く2本目もタナ取り後、誘い上げていく途中でググッときた。
 魚影の濃さもあるのだろうが、いやはやこんなにも簡単に誘いが効くとはちょっと驚き。確かに誘って食わせているという実感があり、置き竿で食わせる釣りとはまた違った面白さがある。
 9時を過ぎると潮の流れが止まったようで、アタリのほうもちょっと鈍くなる。それでも皆さん休みなく誘いを入れ続けており、ポツンポツンとワラサが食ってくる。
 自分も誘い下げで3本目を食わせたが、次は置き竿で釣ってみようと作戦変更。そしてアタリも散発的になった10時ごろ、ついに竿先が海面へ突き刺さった。うん、やっぱり置き竿も気持ちいいね。
 この日は11時ごろに早揚がりとなったが、3キロ前後のワラサが3〜13本、平均6〜7本の釣果。自分も久しぶりに4本のワラサを釣り、26リットルのクーラーが満タンであった。前日に比べて食いはよくなかったというが、いやいや、これだけ釣れれば十分でしょ。
 その後もまずまず順調に推移している南伊豆のワラサ、まだしばらくは期待できそうだ。



光明丸]土屋臣喜船長

 

 


 

 

Page1 ワラサの反応がバッチリ
Page2海中は魚と仕掛けで大混雑



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。