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[マガレイ]
宮城県塩釜港発…大型魚礁 えびす屋

メッカ大型魚礁で良型マガレイをじっくり楽しむ

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フィッシングライター◎山口 充
掲載号: 2010年2月1日号

じっくり戦法が奏功

 


アオイソメエサは1匹を半分に切り、尾側を通し刺し、頭側をチョン掛けにすればOK
例年より2回りほど大きい20センチ台が主体


 普通ならここで食い渋り対策として小さいハリや細い仕掛けに変更するのだが、私はハリを2ランクほど大きくしてエサをたっぷり付けてみた。小づきもゆっくり、食わせの間を10秒ほど取る「じっくり食わせる」方法に変更する。
 これが正解。アタリ自体は小さいものの、聞き上げると重み。アタリが出たところで乗せると激しく引く。
 「いいんじゃない」と引きを楽しんで上げてくると34センチと20センチクラスのマガレイがダブル。しかもビーズとしては大きめのマシュマロボールを丸飲みしている。
 これでなんとなく見えてきた。アタリが多く中型がトリプルヒットするような場所と大型マガレイがいる場所が違い、今の状況は「大型がじっくり食ってくるのでは?」ということだ。こうした釣れ具合は、過去の経験ではあまりなかった展開だ。
 それが証拠に、通常の仕掛けで石井さんがトリプルで上げているときには、私はアタリばかりでなかなかハリ掛かりしなかったのに、アタリがなくなると再び私に34センチのマガレイがヒットしたのだ。
 その後は周りの方がたも小づきのテンポとエサの量を変更して、アタリの少ないときに良型を上げ始めた。石井さんも30センチクラスを上げてバケツはあっと言う間に一杯。小雪交じりの中、十分にマガレイ釣りを楽しめた。
 釣果は18〜34センチのマガレイがトップ64枚。途中から良型狙いに徹した私も55枚、石井さんも50枚と最高の釣果。
 時には遠征して観光も楽しみながら情緒ある冬の東北、塩釜のマガレイ釣りを楽しんでいただきたい。



えびす屋]我妻 大船長

 

 


 

 

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