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[キンメ]
南伊豆下田須崎発…新島沖 稲荷丸

南伊豆のキンメは大型ぞろい 夢の〝メガキンメ〞を狙え!

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本誌APC(東京)/椎名義徳
掲載号: 2011年7月15日号

6流し目に起きたドラマ!

 


ハリ数は25 本までだが、無理をせず、自分で扱える本数に抑えることが大切
3.2 キロを釣った父。皆さんもこんなキンメを狙ってください!


 そして本日のハイライトは6流し目で、530メートルダチからの急なカケ上がり。
 オモリを着底させたまま待っていると、ほどなくして明確なアタリに竿先がたたかれた。アタリはトモ側へ順番に伝播。全員の竿にアタリが伝わった。
 竿先が曲がり込まない程度にテンションをかけながら道糸を送り続け、900メートル出たところで巻き上げの声がかかった。
 捨て糸が切れても竿先は跳ね上がらず、深くお辞儀をしたままだ。
 そして冒頭のシーン。トモからの巻き上げでまずは大ドモ氏が4枚。続いて若きホープの下新井田氏が9枚、若き爺さん(?)の河野氏が11枚、深海釣りを語らせたら世界一(??)の浜田氏は4枚、この日が新島キンメデビューの74歳の父に9枚、そして私に13枚のキンメがズラズラと連なり上がる。
 釣れ上がったキンメはほとんどが2キロ前後の大型。中には2.5キロを超えるものも交じっていた。
 写真を撮ろうにも、あまりの重さに仕掛けを持ち上げることができない。うれしさも手伝って、みんな顔が引きつってしまうのだ。
 1キロ前後のキンメであれば余裕で50枚は入ってしまう私の60リットルクーラーも、朝の3枚とこの流しのデカキンメ13枚だけで満杯。十分に満足し、一足お先に道具を片付けた次第。
 その後も流すたびにだれかしらが型を見て、ラスト2流しは620メートルダチの超深場。ほかのポイントのように派手に釣れるようなことは少ないが、ヒットすればデカキンメばかり。
 ラスト投入で父の竿にいいアタリ。仕掛けをたぐると1枚だけだがキンメの魚影が見えてきた。
 それは海面に近づくにつれて大きくなり、最後はまるでアコウのようにボカンと気泡を吹き上げながら海面に浮上してきた。
 「こりゃまたデカイわ〜!」その場でバネ秤に掛けると3.2キロの超大物!
 念願叶って大よろこびの父。有終の美を飾ったところで沖揚がりとなった。
 船中釣果は0.8〜3.2キロ(半数が2キロ超)のキンメを8〜16枚。メンバー一同、新島沖キンメのスケールに改めて魅了された釣行となった。
 デカキンメを狙うなら今がベストシーズン。4キロに達するメガキンメを釣り上げるのはアナタかもしれない。



稲荷丸]森 繁船長

 

 


 

 

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