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フィッシングライター/朝倉 真
掲載号: 2011年9月1日号
雷で無念の早揚がりに
今回は雷雨で早揚がり。残念!
開始から小1時間。そろそろメバルの姿が見たいと思っていると、左胴の間の小学生がお父さんとおじいちゃんのサポートを受けつつリールを巻き上げていた。掛かっていたのは25センチ級のメバル。この子は最終的にメバルを4尾釣り上げて当日の次頭になった。
徐々に東の方角から暗い雲が近づいてきて、予報どおりの雨がポツポツと降ってきた。まだレインウエアを着るほどの降り方ではないものの、納竿予定の20時半までは本降りにならないよう祈るばかりだ。
夜釣りらしくあたりは暗くなり、船は金沢八景ドック前の10メートルダチへ移動。
ここでは外道よりも先にメバルが食ってきた。やっぱりメバルは暗くなるまでどこかに隠れていたのだろうか?
この状態が続けば数はのびるはず。
ここで私も竿を出したが、25センチのアジ、同級の良型シロギス、20センチのカサゴと外道の3連チャン。
なかなか本命にたどり着けないでいると、空ではゴロゴロと雷が鳴り始めた。
ここで船長の判断により各自に納竿の指示。メバルの食いが立ってきたタイミングに納竿とは……後ろ髪を引かれる思いだったが仕方あるまい。19時半にポイントを後にした。
帰港途中に雷は次第に大きくなり、雨足もさらに激しくなったので船長の判断は正解だったと思う。
正味2時間の釣りでメバルのトップは5尾。不完全燃焼の感はあるが、メバルのほかにアジ、カサゴ、シロギスといった多彩なゲストで各自のクーラーは賑やかだった。
同宿の夜メバル乗合は8月いっぱいまで。子どもたちとの夏休みの思い出作りにおすすめです。
[鴨下丸]鈴木祐司船長
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