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釣り人◉小川 泰子
掲載号: 2012年2月15日号
スルメの後にヤリイカ
今回は苦戦しましたが、いつか南房流のヤリイカ釣りも極めたいと思います
南房布良〜白浜沖のヤリイカの模様が上向いたということで、1月18日に村上記者と南房洲ノ崎栄ノ浦港の早川丸を訪れた。当日の釣り人は私たちを含めて8名。早川勝巳船長の舵取りで6時に出船し、まずは航程15分の洲ノ崎沖でスルメを狙うことになった。
18センチプラヅノの直結14本仕掛けを沈めると、スルメは単発ながらも投入のたびに乗り、8時過ぎまでに胴長30センチ前後を22杯釣ることができた。
スルメを楽しんだあとでヤリイカ狙いとなり、私は11センチプラヅノ8本のブランコ仕掛けに変更した。
20分ほど走ってやってきたのは布良沖。ところがサバが多くて仕掛けが底まで下りず、船長は白浜沖への移動を決めた。
水深170メートルのポイントで仕掛けを入れると、左ミヨシの釣り人が胴長15センチほどのヤリイカを取り込んだ。
この1杯を皮切りに乗りは上向いたようで、水深190メートルでは私の竿先にもクンクンとヤリイカの乗りが訪れた。さらに上へ上へと誘い上げてから巻き上げると、胴長15センチの小型ながら3杯のヤリイカが掛かっていた。
毎週のようにイカを釣っている私だけど、いきなりの3杯掛けというのはうれしいもの。余韻に浸っていた次の流しで、隣の村上記者が、
「乗りました。あれっ? うーん……また乗ったみたいだなあ」などと意味が分からないことをつぶやいていた。
ちょうどそのときはイカの乗りが上向いていたようで、底付近でシャクリを繰り返した私にもイカが乗った。
先に巻き上げたのは私で、仕掛けには胴長15センチのヤリイカが2杯掛かっていた。
Page1 スルメの後にヤリイカ
Page2 乗ってもすぐに巻かない!
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