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フイッシングライター/山口 充
掲載号: 2012年12月1日号
後半は活性高まる!
今日も絶好調の石井さん
そんな実験をしているうちにフグの活性は再びアップし、船中あちこちで良型が上がり始めた。
「やっぱフグ釣りはこうじゃなきゃね。この前は70尾釣ったんですよ」と楽しげな市野さん。
右ミヨシへ目を向けると、江沢さんが35センチクラスのショウサイフグを掲げてニッコリ。
そんなときに平林さんが必死の形相でビッグファイトを繰り広げている。さすが釣具店に勤務しているだけあり、ロッドワークも堂に入っている。無事ネットに入ったのはフグと同じく今シーズン絶好調のヒラメだった。
その後も潮回りするたびにバタバタとフグが釣れ上がった。このころにはアタリも明確に出るようになっていたため、オモリの重さもハリスの長さも元に戻したが、フグは好調に掛かった。
平林さんも「大きい!」と声を上げながら30センチオーバーのショウサイフグをゲット。石井さんも良型を釣り上げながら、どんな料理で食べようかと楽しそうに考えているようだ。
船中全員でフグの釣趣をたっぷり楽しんだあと、11時半に沖揚がり。
ウネリが高く、時間帯によっては食い渋りに悩まされたものの、全長17〜33センチのショウサイフグがトップ29尾で1人平均20尾前後という結果であった。当地のフグは来年3月まで長期間楽しめる。皆さんもぜひ釣行してほしい。
[利永丸]中井春樹船長
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